アドルフ・ヒトラーの一族―独裁者の隠された血筋

  • 草思社 (2006年3月1日発売)
3.36
  • (2)
  • (3)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 12
4

ヒトラーの祖父、父母、その兄弟たち…ものすごく多くの血縁者を丹念に追って調査した本。その錯綜した血縁関係にはビックリ。女グセが非常に悪く、強圧的・暴力的な父アロイスから始まってかなりな奇人変人ぞろい。だいたいにおいて怠け者で享楽的なくせに目立ちたがりで一攫千金的な夢を見る輩が多い。ヒトラーが有名になりそしてついには総統として国家の最高位につくや、そのおこぼれにあずかろうとする者もいる。甥にいたっては叔父アドルフの感心を買おうとして果たせず腹いせにアメリカに行って反ナチ活動をしたり米軍に入って第2次大戦を闘ったりしている。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ドキュメンタリー
感想投稿日 : 2006年6月8日
本棚登録日 : 2006年6月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする