衛彗の新作。と言っても少々経ってますが。耽美な上海を離れあのテロが起きた頃のN.Y.に舞台を移しての続編。『衛彗みたいにクレイジー』は少々おとなしいというか、クレイジーさが感じられない部分もかなりあったので、今作はどうなってしまってるんだろうと少々不安だったが、『上海ベイビー』に引けをとらない作品だった。女性としてしたたかに生きる”私”だが、女性性に振り回されている事も多い。それゆえに生を感じるのだ。
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- 感想投稿日 : 2005年11月13日
- 本棚登録日 : 2005年11月13日
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