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レビュー by 縞子さん
翻訳上手な柴田元幸さんが様々な文学作品から食に関する記述を抜粋し、所感を述べる本。私は柴田さんの翻訳した本は結構読んでいる気がします。そしてどれもかなり好きだという感想を抱いている。その理由の1つはもしかしたら柴田さんの食い意地にあるのかもしれないと考えてしまった。決して素直ではないながら、ものすごく素直な食い意地が大変に心地がよかったです。食べ物というのは旨いだけではない。日々刻々と誰もが行っている「食べる」という行為や、それについての意図せぬ「思い」がたっぷりと含んでいる「変な雰囲気」を上手いこと凝縮している本。まだ読んでいない面白そうな本の美味しいところを先取りしてしまった感があるものの、読みたい本が明確に見つかるのも嬉しい。
だいたい人間てのは四六時中食べている割には小説なんかにはあまり出てこない。出てきても食事シーンがそっけない場合も多いのは一体何事なのだろう。
登録日 : 2007年12月05日 00:44:26


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