十夜

制作 : ランダムハウス講談社 
  • ランダムハウス講談社 (2006年1月27日発売)
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感想 : 10
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<font color="#666666"><table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:0;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270001135/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4270001135.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" border="0" alt="十夜"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/item/4270001135/yorimichikan-22" target="_blank"> 十夜</a><br>ランダムハウス講談社 (2006/01/27)<br>ランダムハウス講談社<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270001135/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"> この商品の詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>序
十人の作家が最も好きな短篇小説を一篇ずつ選びました。
本文は、とっておきの一篇について書かれたエッセーのあとに、
選ばれた短篇が続く構成になっています。
「小説現代」の特集「短篇小説を読む醍醐味、今すぐ読みたいベスト16作品」(二〇〇五年五月号)に
掲載されたエッセーを基に、小社で原稿を加え、再編集いたしました。
ご協力いただいた「小説現代」編集部、
転載を許諾いただいたエッセーと短篇の著者ならびに
著作権継承者の方々に心より感謝申し上げます。</strong></p></blockquote>
ラインナップを並べてみると
 川端康成『夏の靴』――エッセー「異様に美しい白」夏樹のぶ子
 志賀直哉『剃刀』――エッセー「読み手を圧迫する簡素な言葉」角田光代
 伊坂幸太郎『イン』――エッセー「短篇のはじまり―伊坂幸太郎氏の作品から」伊集院静
 井伏鱒二『鯉』――エッセー「鯉について」町田康
 内田百?『東京日記(抄)』――エッセー「不思議の力」黒井千次
 ジェームズ・サーバー『ウォルター・ミティの秘められた生活』――エッセー「訳題と原題」北村薫
 飯沢匡『座頭H』――エッセー「深層心理を尋ねて」阿刀田高
 菊池寛『入れ札』――エッセー「風格を備えた、味わい深い傑作」伊藤桂一
 サキ『開いた窓』――エッセー「洗練された教養と自虐的ユ−モア」恩田陸
 野口冨士男『相生橋煙雨』――エッセー「霧の雨に開かれたまなざし」堀江敏幸

どの作家がどの短篇を選んでいるかで、選んだ作家自身の内面を垣間見た心地がして興味深い。 普段の作風から頷ける面も多々あって、こんなところから影響を受けていたのか、と改めて納得したりもする。
恩田陸さんがお選びの『開いた窓』のように、すでにその短篇を一場面として使っている小説を読んでいれば、なおさら興味は増すのである。</font>

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 共著・その他
感想投稿日 : 2006年8月3日
読了日 : 2006年8月3日
本棚登録日 : 2006年8月3日

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