探偵が腕貫を外すとき

著者 :
  • 実業之日本社 (2014年3月13日発売)
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本棚登録 : 383
感想 : 62

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安楽椅子探偵の新ヒーローは、正体不明な公務員!

腕貫着用、神出鬼没な謎の公務員探偵が、市民の悩みや事件を鮮やかに解明!
そしてついに女子大生ユリエと……!?
お馴染み刑事コンビも登場、今日も櫃洗市は大騒ぎ!
絶好調「腕貫探偵」シリーズ待望の新作短編集!

【あらすじ】
■贖いの顔
三年連続、四月四日の午後四時に鳩の死骸と人の死に直面した配送員。
これは偶然なのか、必然なのか。そして今年もまた、四月四日がやってくる……。

■秘密
四十年前に不倫相手の女性を殺してしまった。
なぜ、彼女の夫はその罪を被ってくれたのか? 夫の葬儀の日、長年の謎が明かされる。

■どこまでも停められて
妻子と別れ、一人マンションに暮らす男。彼が契約した住人専用駐車場に、
決まって月曜の朝に不特定多数のドライバーに無断駐車されてしまう。その理由は?

■いきちがい
女子大生・ユリエが企画した幼稚園の同窓会の最中に、参加者が殺害された。
不可解な遺留品の謎、犯人は? そして動機は?
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腕貫探偵には短編の方が向いているように思う。今回も、絶妙な観察力と推理力で相談者をスッキリさせてくれる腕貫さんであった。そして、ユリエとの今後が期待できるような終わり方なのも、ちょっぴりうれしい。櫃洗市から目が離せないシリーズである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: な行の作家
感想投稿日 : 2014年5月14日
読了日 : 2014年5月14日
本棚登録日 : 2014年5月14日

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