半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)についてのflyingbird0506さんのレビュー
乱読している本と漫画と映画と、たまに批評。
人類の歴史と文化の万華鏡を見つめていたい。
美しいものもおぞましいものも全てそこにある。
本
/ 幻冬舎
/ 509ページ
/ 2007年08月発売
レビュー by flyingbird0506さん
未設定
読み終わった
読了日 : 2012年01月23日
登録日: 2011年11月15日
2011-11-15T01:09:21+09:00
北朝鮮の特殊部隊が九州を制圧。
隊員たちが余りに緊迫感の無い日本人に違和感を覚える様子がいやにリアルである。
まるで311当時の日本のようだ。
原発で爆発があり、首都から多くの外国人が母国に逃げ帰る中、事態を飲み込めずただ「パニックを起こさなかった」危機感の欠如。
あの時、私たちは的確に判断してその場に留まり日常を続けた訳ではないだろう。
殆どの人は、どうしたらよいかわからない、もしくはどうしようもなく惰性で生活を続けたはずだ。
この作品に一貫する脱力した惰性の日本は、まさに今目にしている日本の姿そのものであり、恐ろしい。
レビュー登録日 : 2012年01月16日
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