家庭に事情のある主人公の女の子は、図書館を知って成長していく。詳しく描写はされていないけれど、他にも家庭に色々な事情がありそうな子達が登場する。
実在する児童書が出てくるので、知らない本はちょっと読みたくなる。
一昨年くらいから9月1日の新学期を前に、「学校が始まるのが死ぬほどツラかったら図書館においで」という話題が上がるようになったけど、今年も数日前に話題になっていた。作者の方は図書館司書だそうだけど、主人公のように居場所を見つけて欲しいというのは切実な願いでもあるんだろうな、と思った。
この本を読んで、こんな場所(図書館)もあるんだよって知って欲しい子達に、この本が届くのは中々難しそうな気がしてつらい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2017年9月7日
- 読了日 : 2017年9月7日
- 本棚登録日 : 2017年9月7日
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