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ネタバレに配慮していません。
レビュー by Fさん
ふたりで住むためのマンションを購入してまもなく恋人にふられた宮田(中村靖日)相手の浮気が発覚して婚約を破棄したばかりの真紀(霧島れいか)宮田の親友で私立探偵の神田(山中聡)宮田の元カノで結婚詐欺師のあゆみ(板谷由夏)そして彼女の愛人で暴力団組長の浅井(山下規介)「運命じゃない人」は、あゆみの策略が発端となり、5人の人生が交錯する、その一夜の出来事を、時間軸と視点を微妙にずらしながらえがくミステリー風コメディだ。監督は「アフタースクール」の内田けんじ。タイムラグを生じさせるのはありふれた手法だが、それぞれの思惑が複雑に絡みあい、不協和音を奏でるくだりはそこそこスリリングだし、撮り方によってはすごくおもしろくなりそうな脚本だとおもう。けれど、演出家と役者がそれを台無しにしている。そのせいで冒頭の独白から苛々してしまい、どうにも入り込めず、1時間半という比較的みじかい上映時間も倍にかんじられた。とくに宮田と真紀のたどたどしい口調が鼻につく。この「ありがとう」というべきところで「すいません」を連発する俯きがちで陰気な女と、とことん人をみる目がない極端に撫で肩の男は、ただそこにいるだけで神経を逆撫でする。かれらをあいせれば作品もたのしめたのだろうが、わたしにはちょっと無理だった。 登録日 : 2010年08月18日 17:40:45


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