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ネタバレに配慮していません。
レビュー by Fさん
自ら志願して検体となりエマニュエルとよばれる謎のウィルスに感染し生還後ヴァンパイヤとなった神父サンヒョン(ソン・ガンホ)と家族に虐げられ鬱屈を抱える人妻(のちにサンヒョンの血を飲まされヴァンパイヤとなる)テジュ(キム・オクビン)の愛憎と堕落の物語。といってもそれはあくまでこちら側(人間の視点)からの堕落であって、あちら側(ヴァンパイヤの生態)からしたら単なる弱肉強食っていうか、日々の糧を得るための補食に過ぎないのだけれど。人間的な心と血を求める本能のあいだでゆれうごくサンヒョンと、ヴァンパイヤになった途端、社会のルールなどガン無視で欲望のままに生きはじめるテジュ。逡巡するかれもかわいらしいが、迷わないかのじょもまたかっこいい。つかれた主婦(それはそれで地味に色っぽかったのだけれど)だったテジュは「ハッピーバースデー」と囁かれたその瞬間、邪悪なヴァンパイヤに生まれかわり妖艶さを身に纏う。それからのかのじょはほんとうにうつくしい。監督は「JSA」「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」等のパク・チャヌク。この人のえがく暴力と笑いがわたしはとてもすきだ。殺した夫ガンウ(シン・ハギュン)をサンドウィッチしながらのセックスシーンには今回も度肝を抜かれた。あいかわらず気が狂っている。 登録日 : 2010年08月18日 17:39:51


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