活字中毒者でSF好きでファンタジィ好きで、しかし歴史物だって好きで、ミステリィだって結構好き。プラスしてクラシック音楽も。……という人間の本棚はこうなる。という見本。
古川 日出男
文庫 角川書店 2006-07
ファンタジィ 読み終わった (2006-09-07)
ファンタジィではないような気もするけど、歴史物関連とするには内容がアレなので、こちらで。海外旅行途中、モスクワの空港でトランジットで7時間ほどアエロフロートを待ちながら読了。3巻の途中までは、ダークな千夜一夜という雰囲気、読者を引き込むストーリィテ...
※1巻参照のこと。(まとめて記載)
上遠野 浩平
新書 講談社 2002-12-13
ファンタジィ 読み終わった (2006-06-21)
“ミステリの殻をかぶったファンタジィ”第三弾。今回は密室殺人だが、肝心の殺人事件のほうは影が薄い。1巻『殺竜事件』でも出てきたインガ・ムガンドゥ三世にスポットが当たっているが、こっちのほうが遙かに印象が強烈。また、1巻の視点であったリスカッセ大尉が再...
柚楽弥衣
CD フレイヴァー・オブ・サウンド 2004-09-22
ポップス 聴き終わった (2006-06-21)
カテゴリをポップスとするには、ちょっと「?」なところもあるが、まあそういう曲も入っているからしてご容赦。割と普通っぽい(としか言いようがない(^_^;)言葉足らずですが)曲と、非常に個性的な声遣い・音遣いの曲と、二極に分けることができると思うのだが、こ...
CD Naxos 2003-07-01
クラシック音楽 聴き終わった (2006-06-21)
ラターは現代のクラシック作曲家だが、いわゆる「現代音楽」とは違う。彼の作るハーモニーもメロディも、美しすぎて困るほど。このアルバムは演奏も良い。合唱の発声も、どこにも文句のつけようがない。「Pie Jesu」の女声ソロなんて、もう泣くほど美しいのだ。クラ...
平沢進
CD テスラカイト 2006-02-02
テクノ・ポップ 聴き終わった (2006-06-21)
平沢進10枚目のアルバム。タイ、ミャンマー、カンボジアときて次はどこへ行くのかと思ったら、ベトナムだった。うーん、どこまで行くんだろう。アルバム全体の印象としては、どうも少しピントがずれているような、一貫したカラーが見えにくいような気がするのだが、...
CD テスラカイト 2003-02-13
平沢進9枚目のアルバムのテーマは、カンボジアである。クメール彫刻の曲線美とアルカイックな微笑、大量殺戮の悲劇を内包するしんとした空気とを十二分に取り込んだ、どこかもの悲しい聴後感を抱くアルバム。 氏は今まで、時事問題・社会批判的なテーマをあからさま...
CD インディーズ・メーカー 2000-10-06
平沢進、8枚目のソロアルバム。テーマは、首尾一貫して錬金術。ロタティオン、ルベド、ニグレドなど、言葉の使い方で世界を作る手法もますます磨きがかかっている。テクノの手法とワールドミュージック的な音としての声、歌としての発声、そしてSF的なテイストとファ...
CD コロムビアミュージックエンタテインメント 1998-08-21
平沢進、7htソロアルバム。粒ぞろいの氏のアルバムの中でも、これは非常にレベルが高い(と思う)。最近、自分なりのヒラサワ・ベスト盤なるものを作ろうと(実は作成2回目。1回目は『SIREN』発売後Best Dosenアルバムを作ってみたのだ)選曲してみたところ、最初こ...
CD コロムビアミュージックエンタテインメント 1996-08-01
平沢進、6htソロアルバム。このアルバムは、変な音楽を聞きつけていない人にとっても、5thよりはずっとメロディラインが耳に馴染みやすい曲が多い。なのに、現在新品では手に入らないのが非常に惜しまれる。個人的には「GEMINI」「マーメイド・ソング」が好き。発売...
CD ポリドール 1995-08-02
平沢進、5thアルバム。4thから少し間の空いた発売だったが、当時、会社の昼休みにすっ飛んで行って買って、会社のパソコンで聞いて非常に驚いた記憶がある。タイ、なのである。Thailand一色なのだ。今までのアルバムとちょっと毛色が違うのだが、何度か聴くうちにど...
CD ポリドール 1992-05-02
平沢進、ベストアルバム。といっても、4thアルバムまでのベストなので、ちょっとアレですが。リミックス曲も入っているのだが、リミックスとしてはあまり面白味がない。ただ、これ以外どのアルバムにも未収録の「カムイ・ミンタラ」が収録されており、これだけでも買...
CD ポリドール 1994-02-25
平沢進、ソロ4thアルバム。これはもうアルバムとしては別格。好きなんて言葉じゃ表せません。一曲目の「石の庭」次の「LOVE SONG」三曲目表題曲「オーロラ」、この三曲だけでも泣くほど愛してるのに、他にも「舵を取れ」「トビラ島」など、どの曲を取ってもごろごろ...
イメージ・アルバム
CD ポリドール 1993-01-25
これは、平沢進の手がけた、ゲームの曲だかファンタジィ小説のイメージアルバムだか、のはずである。これもCDだけ堪能して、元ネタは知らないのよ(^_^;)新しいファンは知らないような地味〜な企画のアルバムだが、しかし内容は秀逸。インストゥルメンタルの「グロー...
CD ポリドール 1991-05-25
平沢進、ソロ3rdアルバム。オリジナル・ビデオ・アニメ「デトネイター・オーガン」(見たことないから内容は知らんですが(^_^;))のテーマ「バンディリア旅行団」、湾岸戦争当時の某USAを皮肉った「我が心の鷲よ、月を奪うな」、科学とお伽が独特の位置で交錯する表...
CD ポリドール 1990-05-25
平沢進、ソロ二枚目のアルバム。これは、私の中では今ひとつ順位の低いアルバムだが、それでも秀逸。変な曲はこのアルバムがダントツに多いと思うんだが、さて……?
CD ポリドール 1989-09-01
テクノ・ポップの雄、平沢進のソロ・ファーストアルバム。このCDが新譜だった時分、姉が借りて聴いていたのを数曲拾い聞きし、聞き終わらないうちに「私、このCD買ってくる!」とCD屋に走った、という代物。まさに運命の出会い(笑)。以来、ハマりっぱなしの平沢師...
内田 美恵,ライアル・ワトソン,Lyall Watson
文庫 筑摩書房 1989-12
エッセイ 読み終わった (2006-01-14)
ライアル・ワトソンは好きだ。科学啓蒙的なエッセイは、とても興味深い。科学ではここまでがわかっている、科学ではこんなことがわかってはいない――この二つの両立を決して崩さない彼は、決して科学万能主義でもないし、その先に神を据えて思考停止をしてしまうこと...
大原 まり子
文庫 早川書房 1982-01
SF 読み終わった (2006-01-14)
大原まり子の基本。中学生だった頃、夢中になって読んだ。異星人と地球。天使猫。銀色の翼。嗚呼。こんな世界を創作できる作家は、当時からの憧れでした。日本SFの基本。ぜひ読むべき。
ジョージ・R・R・マーティン
文庫 東京創元社 1990-10
ファンタジィ 読み終わった (2006-01-14)
吸血鬼もの。世に数々の吸血鬼小説があり、結構な数を読んできたとは思うのだが、しかし私が白眉と思っているのがこれだ。知られてない本だよね。もったいない。始まりは一八五七年、セントルイス。ミシシッピ川を行き来する蒸気船を舞台に、幕は切って落とされる。...
小川 一水
文庫 早川書房 2004-06-10
久々のヒット作。SF……というカテゴリで良いのかな? ヤングアダルトというには、少し趣を異にしているかもしれない。凄まじい破壊力をもった地震により、レンカ帝国の帝都は崩壊した。地方にいたためただ一人生き残った皇族スミル、植民地総督府の若き参事セイオ・...
文庫 早川書房 2004-08-06
文庫 早川書房 2004-10
浅井 ラボ
文庫 角川書店 2003-01
文は、非常に読みにくい。頻発する「……した!」の「!」も鬱陶しい。ストーリィは悪くないんだが、後味は徹底的に良くない。救いようはあまりない。あちこちのレビューを見ると、続編でもとことんその路線だそうだ。しかしこの主人公と相棒の間で常時交わされている...
イタロ・カルヴィーノ
文庫 河出書房新社 2005-12-03
ファンタジィ 読み終わった (2006-01-13)
時は中世、シャルルマーニュ麾下に、白い甲冑の中身は誰も入っていないからっぽ、という騎士がいた。その名はアジルールフォ。……という奇想天外な物語だが、イタロ・カルヴィーノ、さすがである。『木のぼり男爵』も欲しいんだけどな、ハードカバーだからな……これを...
吉田 篤弘
文庫 筑摩書房 2005-11
作者は、クラフト・エヴィング商會の一人。ちょっと不思議な小話集、ファンタジィである。軽く喫茶店でお茶でも飲みながら読むのに非常によろしい。クラフト・エヴィング商會は結構好き。『クラウド・コレクター』もなかなか良かったなあ。
平野 啓一郎
文庫 新潮社 2005-07-29
文学 読み終わった (2005-11-13)
ショパンと彼をめぐる人々、そして彼とドラクロワの親交を描いた物語。第1部下巻は、ショパンと愛人ジョルジュ=サンドの破局まで。……重厚で読みではあるんだけど、どうも焦点がよくわからない。ううん。
新書 講談社 2005-01-14
ファンタジィ (2005-11-13)
“ミステリの殻をかぶったファンタジィ”第四弾。今回は、単純な犯人捜しのようだ。禁涙境という地にまつわる、二十八年前から現在に至るまでのいくつかの殺人事件と、その真相。戦地調停士EDの過去を垣間見せながら、オムニバスのように物語は展開する。EDの過去...
ロジャー ゼラズニイ
文庫 早川書房 2005-04-21
SF (2005-11-12)
仏陀で仏教でヒンドゥ教なのにSF。ゼラズニィの、不条理なのにとてつもなくスマートで格好よく感じる世界観に、この小説でもあっさり騙される。秀逸な、壮大にして華麗な嘘世界に脱帽。ハードカバーが実家にあるくせに、思わず復刊文庫を買い直してしまった。バカだ...
小澤 征良
文庫 集英社 2005-06-17
エッセイ (2005-11-11)
うーん、余裕ある家で愛されまくって育つと、物語はこういう感じになるのかもしれない……。微笑ましくも羨ましくも思うが、しかしあまりに綺麗すぎる印象があって、今イチ。
アンドレ ノートン
文庫 早川書房 1986-11
SF (2005-11-11)
異星人クシックスとの戦争に人類は勝利したが、地球は跡形もなく破壊されてしまった。故郷を失ったコマンドの一人、ビーストマスターと呼ばれる動物との精神感応により動物たちとチームを組んで活動していた青年が主人公。退役し、ネイティヴ・アメリカンの血をひく...
ジョージ・R.R. マーティン
や、この話変だよ……猫好きタフ船長、変。すごく変。この作家は秀作『フィーヴァー・ドリーム』が凄く好きなので買ったんだが……怪作だなぁこれ。でも結構好き。結果的に飛んでもなく“あこぎ”なタフ船長がたまりません。
新書 講談社 2001-06-06
ファンタジィ (2005-11-11)
前回にひきつづき、ミステリの殻をかぶったファンタジィ、健在。今回は嵐の山荘。読みながらの謎解きは、しないほうがよい。トリックは、このファンタジィ世界でないと成り立たない方法だし、まあ、謎解きなどしなくても(できなくても)種明かしを楽しめる小説だ。
新書 講談社 2000-06-06
ミステリの殻をかぶったファンタジィ。ミステリ風に作ってあるが、有無を言わさぬ固定された世界観をつきつけるかのような物語。この物語は、物語世界を表現するための手段なのだろうか? アリバイ崩しの形を取ったミステリ仕立て。や、私は好きですよ。とても。お...
化野 燐
新書 講談社 2005-03-08
伝奇小説、ホラー (2005-11-11)
化け物たくさんの伝奇アクション系。最初に出てきた一人称の女性が主人公かと思いきや、そうでもないらしい。途中で大学院生の青年の視点に変わり、物語は進んでゆく。2巻以降、同じように視点は変わってゆき、ストーリィも大がかりになっていくようだが、さて?
神林 長平
文庫 早川書房 1986-08
この本が発行された当初から愛読。神林長平の中でも一番好き(少数派だろうけど……)ここに表現される“言葉”に対する独特の感性がたまらない。最後の「その言葉は――彼女にやってくれ」で涙する。 言葉とはそういうものなのかもしれない。
文学 (2005-11-11)
ショパンの葬儀のシーンで始まる物語。ショパンと周辺の人々、そして画家ドラクロワの物語。
ロード・ダンセイニ
文庫 河出書房新社 2004-08-05
ファンタジィ 読み終わった (2005-11-11)
ファンタジィの神髄。そも、ファンタジィというのはこういったものではなかったか。夢を見るような、囚われ人たちの短編集。
島田 荘司
文庫 講談社 1998-03-13
ミステリィ 読み終わった (2005-11-11)
島田荘司は、これにつきる。他の本なんていらん。これだけ。ミステリ的要素よりも、真相を目の前にした主人公の切なさと、そしてノスタルジア。それがこの小説の真髄。
あまん きみこ
新書 ポプラ社 1977-05
童話・児童書 読み終わった (2005-11-11)
小学校に入った頃、お気に入りだった本。今読み返すと、ものすごく巧い短編ばかりだったことが判明。凄いですよ、この作者。
井上 祐美子
文庫 講談社 2002-03
歴史小説・歴史関連 読み終わった (2005-11-11)
この人、中華ファンタジィとか書いてるより、歴史物作家になったほうが絶対よいと思う。秀逸な短編集。
朝松 健
文庫 朝日ソノラマ 2005-09
伝奇小説、ホラー 読み終わった (2005-11-11)
逆宇宙シリーズ、ものすごく昔から(歳がばれる(_ _;))好きなのである。〈逆宇宙ハンターズ〉のオチが、凄く好きでした。その登場人物の一人(たぶん悪役……半悪役?)、白凰坊が主人公の伝奇小説。や、この作者、すっかり化けた感があるね。巧い。伝奇小説作家の中...
ホルヘ・ルイス ボルヘス
単行本 平凡社 2005-09
文学 読み終わった (2005-11-11)
積ん読中。未読です。
谷川 俊太郎
文庫 集英社 2005-07-20
詩歌 読み終わった (2005-11-11)
この人の言葉は、いつだって深く深く染み入ってくる。響く。時に痛く攻撃する。日本語を母国語としてこの人の言葉に出会えた幸せを、いつも思う。
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