Lの世界 シーズン2 DVDコレクターズBOX

出演 : ジェニファー・ビールス 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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本棚登録 : 44
感想 : 6
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先週から見始めたLの世界。まず最初に言える事は、見てるうちにひしひしと実感してゆく自分はストレートであるのだという確信w
複雑な人間関係がより濃密に描かれる。女性同士が友情関係を続けているだけでさえも女の世界特有の空気があるのに、そこに恋愛というまた違った複雑な感情が紛れ込むとさらに厄介な事になりそうだ。想像通り、元々人間が持ち合わせているどろどろとした部分が恋愛ではよく見られがちだ。その世界には異性というある種の風の通り道があるからこそ複雑になる事もあれば風通しが良くなる場合もある。ゲイの場合は同性で友情を名乗ったとしても恋愛になりうる性別なのだから私にとっては未知なるものである。
シーズン1ではジェニーがゲイに目覚めてからが以上に積極的で驚いた。
恋人が女性と浮気をし、しかもその現場を目の当たりにしてしまったティムの心境は想像を超える衝撃であった事だろう。もし自分のパートナーが目覚めてしまったとき私達は何が出来るのだろうか。ゲイはともかくバイというものはもはや博愛主義でありより沢山の愛を持っている気がしてならない。
私の場合、最初は女性同士の絡み合いやレズビアンという関係の上に成り立つ会話が全く身近に感じられないので、ドラマを見ていても全くリアリティーがなかったが、どんどん話が進んで行くにつれて彼女達の心情が私が男性を愛する時と何ら変わりのない偽りのない愛やときめきの上に成り立っているという事が分かるようになって行った。
特にBEDとティナの関係はよりリアルだった。男性役のBEDがティナが身ごもり事実上の婚約になったときに感じた経済的精神的重圧。男性であっても性別問わず、お腹にいる子供とそのパートナーの生活を請け負うという責任感の壮大さに先の見えない計りしれない恐怖や不安や拘束感に教われるであろう事は想像がつく。
しかし私が見ている限りではBEDはそれに耐えられない弱さが前面に出ている気がしてならなかった。本当の気持ちというものを見極める事は大変だし、長く付き合っているカップルというのは多くの試練(誤解、タイミングの不一致など様々な偶然)に恵まれ、乗り越え許し合い信じ合って来た賜物であるのだろう。
人は自分の持っていない部分に惹かれる時もあれば傷をなめ合うかのように似た部分に関心を寄せて行く場合があるだろう。しかし男でも女でも関係なく要はこの地球上、基本的には人間対人間の世界なのだ。Lの世界でなくてもだ。女性と男性という組み合わせは要は子孫繁栄の為の図式であって愛の図式ではないのかもしれない。

なんだか愛は無限で様々な形があって素敵だ。

今日明日中にシーズン2まで一気に見終え、来週は最終シーズンへ突入!
この勢いで一気にラストまで突っ走る!!!
Lの世界!以外にはまった!
ゲイの街ウエストハリウッドの中の女達を取り巻く人間の愛のカタチ!

「相手は誰でもいい。デイナが幸せならそれでいいんだって気付いた」(レズビアン同士の婚約に理解を示せずにいいたデイナの母)

「グループ(レズビアン仲間)の中でカップルが出来るとその仲間の友情の輪が崩れる」(ダイナと結ばれた翌朝のアリス)

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感想投稿日 : 2008年11月3日
本棚登録日 : 2008年11月3日

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