前作「職場の問題地図」に引き続き、仕事をうまく遂行するためには、「目的」を明確にし、共有しなければならないということが書かれていた。
仕事に取り掛かる前に、構造化して、抜け、漏れをなくす。このとき、まず明確にしなければならないのが、その仕事の「目的」だ。
仕事が期限に終わらない原因の一つに、割り込み作業(本書では、「横入り」と書かれていた)がある。割り込み作業があると、今やっている作業を一旦脇において、割り込み作業を先にやってしまう。もともとやっていた作業に戻ろうとしても、なかなか調子は戻らない。そもそも、すぐにやらなければならない割り込み作業はどれほどあるのか。本書では、まず、割り込み作業は、インシデント管理簿に記録し、対応方針や優先度を決めろと書かれていた。これは、個人レベルの作業でも適用すべき管理方法だ。
「うちのやり方は特殊ですから」と他者(他部門や他社)の協力を拒むのは、これまでの自分の職場のことを言われているようで耳が痛かった。
抵抗勢力への対応は、まず、現場に話をし、次に上から落としてもらうこと。
失敗情報の共有を「対外貢献ポイント」として評価する(=加点評価)ことは、とても良いことだ。早速実践しよう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2017年6月10日
- 読了日 : 2017年6月10日
- 本棚登録日 : 2017年4月17日
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