絶妙な「叱り方」の技術 (アスカビジネス)

著者 :
  • 明日香出版社 (2007年4月11日発売)
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感想 : 9
3

”叱る”という行為は、叱る側も、叱られる側も、
すごくパワーがいります。

それでもあえて叱るのはなぜでしょうか。


本日ご紹介する本は、

なぜ叱るのか、そして
叱る前にやるべきこと、叱る時の視点等、
叱り方の考え方やノウハウが書かれた1冊。

ポイントは
「期待」

そもそも叱るのは、相手に何かを期待していて、
結果がその期待を下回ったときです。

叱る機会を少なくするには、
日常的に期待を確認し、相手に伝えておくことが重要です。


「叱るの反対」

”叱る”の反対は”褒める”ではありません。
”叱る”の反対は”叱らない”です。

”叱らない”というのは相手に期待せず、
意志も伝えず、アクションも取らないこと

”叱る”は相手に何かを期待しています。、
”褒める”は手段は違えど、行き着く先は同じです。


「手段」

”叱る”というのは正しい方向へ導くための”手段”です。

人を叱るときは、叱られる側のことを考えると共に、
組織全体についても考えるようにしましょう。

ミスは自分だけの問題ではなく、
組織全体に悪影響を及ぼすこともあります。


「結果がでていなくても。。。」

自分自身ができていないと、
人にはなかなか言えないものです。

仮に自分自身、結果がでていなくても、
あきらめず追い求めている姿勢を見せ続けること
が重要です。

ぜひ、読んでみてください。



◆本から得た気づき◆
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人を叱るときは、叱られる側のことを考えると共に、グループ全体についても考える
「叱る」=相手を正しい方向へ導くための「手段」
遂行責任=与えられた仕事を行う責任(メンバー)
結果責任=仕事の結果の善し悪しが問われる責任(リーダー)
そもそも叱るのは、相手に何かを期待していて、結果が期待を下回ったとき
叱る機会を少なくするには、日常的に期待を確認し、部下に伝えることが大事
仮に自分自身の結果がでていなくても、あきらめず追い求める姿勢を周囲に見せ続けること
「叱らない」=相手に期待せず、意志も伝えず、アクションも取らない
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◆目次◆
第1章 人を叱るには勇気がいる
第2章 叱りは相手を伸ばすコミュニケーション
第3章 相手を打ちのめさない叱り方―基本編
第4章 相手を伸ばす叱り方―発展編
第5章 気兼ねせず叱れるリーダーになる
第6章 社会人なりたて新入社員はこう導く
第7章 「シーン別・タイプ別」叱り方実例
第8章 自分も叱られ上手になる
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◆マインドマップ◆
http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/5869bf65407264c8.png
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2013年5月16日
読了日 : 2013年5月16日
本棚登録日 : 2013年5月16日

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