◆1908年秋、ピッツバーグにて。ナポレオン・ヒルがアンドリュー・カーネギーへ行った最初のインタビューを再現したもの。金銭的収入を増やす手段だけではなく、人生に独自の目標を設定し、それを実現するための哲学。
◇揺るぎない成功を手にして有名になった人々を研究すれば、誰もが「明確な目標」を持っていることがわかるはずだ。そしてこの目標を実現するための計画を立て、目標を実現するために思考と努力のほとんどを注ぎ込む。
◇誰でも、財力や地位、名声、社会的評価などを得て、よりよい人生を送りたいと望んでいる。それなのに、ほとんどの人は「望み」の段階から先へいこうとしない。だが、人生への望みがはっきりわかっていて、それを手に入れる決意をした人なら、望むだけにとどまってはいない。そういう人々は、望みを燃えるような願望にまで高め、しっかりした計画を立て、それに基づく絶え間ない努力によって、願望を推進していく。そして計画を実行するには、他の人々を誘って協力を得ることも必要だ。
◇自分の努力で得る富や物はすべて、求めるものについての簡潔なイメージから始まるといえばわかりやすいかもしれない。
◇目標を書いてみると、それがどういうものなのかが否応なく具体的につかめる。読み上げる習慣によって目標を心に浸透させると、潜在意識に届いて作用し始めるだろう。
◇君が、他人の役に立ちたいという強い願望の実現に力を尽くせば、その仕事の価値は自然に周囲から認められるようになるだろう。
◇自己脳力の10の法則
○明確な目標を持つ習慣
○決断の早さ
○健全な性格、これは誠実さとも言える
○感情の厳しい自制
○有益な仕事への強い願望
○仕事についての十分な知識
○あらゆることに対する寛容さ
○個人的な仲間への忠誠心と神への信仰
○知識への持続的な渇望
○活発な想像力
◇自発的な行動を促す9つのおもな動機
○愛…これが精神的な力への入り口である
○性衝動…これは純粋に生物学的な反応だが、やる気を起こさせる強い力に転換できる
○金銭的利益への願望
○自衛本能
○心身の自由への願望
○自己表現の願望…これは評価と名声につながる
○永遠に生き続けたいという願望
○怒り…この感情は、羨望や嫉妬として表れることが多い
○恐怖
- 感想投稿日 : 2008年11月4日
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- 本棚登録日 : 2008年11月4日
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