新装版 骨の音 (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社 (2003年3月18日発売)
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本棚登録 : 248
感想 : 16
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春日武彦『顔面考』の「顔カタログ」に引用されていた表題作「骨の音」の
一コマが前から気になっていたので、他の本を買うついでに購入(失礼☆)
諸星大二郎初期作品系の不条理ホラーを想像していたけど、
読んでみたらそうでもなかった。
何かに取り憑かれたような、ちょっとイカレた雰囲気の女の子と、
彼女に惹かれてしまう男――という図式がメインのような。
ただ、そんなに怖くはないけど、狂気を感じる。
逆に言うと、狂気を感じるが怖くはない。
それは何故かと問うならば、そこに描かれた女の子たちにとっての強迫観念が、
自分に心当たりのない性質のものだから……かもしれない。
でも、マンガとしては面白いので、時々読み返すことになると思う。
取りあえず「和田山」みたいな知人がいない幸運に感謝しておこう(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  《あ》~《お》
感想投稿日 : 2012年10月8日
読了日 : 2012年10月8日
本棚登録日 : 2012年10月8日

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