『殺人者はそこにいる』『殺ったのはおまえだ』に続く、
「現代の狂気を描く」ノンフィクション集シリーズ第三弾。
うぁぁ、また読んじゃった。
律儀に三冊目。
記憶に新しい事件ばかりで、ああ、あれかぁ、と思いながら。
でも、
一番ハッとさせられたのは“浪費女王”中村うさぎサンによる
巻末の解説中の《家の汚さは内面の混沌と荒廃を表す》という
一言だった。
成程、それは頷ける気がするなぁ。
私自身、
過去に二度ほど精神的に相当追い詰められたヤバイ時期というのを
経験しているが、振り返ってみると、
いずれの期間も部屋の中はきちんと整頓され、すっきりしていた。
開けなきゃ分からない戸棚の中、なんていうのを除いて、
ですが(^_^;)。
思い返すと結構アブナイ思考状況だった筈なんだけど、
ちっとも散らかってなくて、
いつ他人が訪ねて来ても「どうぞ上がってそこ座って」
と言える状態をキープしていた。
と、いうことは、まだまだ余裕綽綽、
全然ガケップチなんぞじゃなかったという訳か。
ははぁん(笑)。
しかし、お蔭で現在も別の場所にて、
まったり安穏と暮らしているし、
室内はやっぱり一定のレベルを保って
真っ当な片付き加減ですばい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ルポルタージュ
- 感想投稿日 : 2011年12月11日
- 読了日 : 2003年6月7日
- 本棚登録日 : 2011年12月11日
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