「古都加賀」と表現するのは西村氏のこだわりだろう。
もう少し加賀の有名どころが登場してもよかった。
ただ、ストーリー自体は犯人だろうが犯人だと断定できない女将をめぐってどんなことがあるのかを探っていくと答えにぶつかってきた、というストーリー。
そこにうまく政治がからんでくる西村作品はあなどれない。
最後の手紙は、もう少し犯人の十津川への思い入れがかかれているとよかったが、それは幻だろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
A小説(西村京太郎)
- 感想投稿日 : 2012年3月19日
- 読了日 : 2011年6月28日
- 本棚登録日 : 2012年3月19日
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