「幻想郵便局」の続編という扱いで良いのかな。
《登天郵便局》は直接的には出てこないが、《登天郵便局》の気配、特にパンチパーマの青木さんの気配はあちこちに感じる。この《ゲルマ電氣館》にもかつて居たらしい。
タマヱ奥様(ここでは主人公の大伯母様)も元気だし、真理子さんは相変わらず恋してるし、その辺りは楽しめた。
ただやっぱりこの作家さんは残酷な展開が好きなのか、せっかくコミカルなドタバタで進んできたのに、厭な形になってしまう。
いろいろな登場人物があちこちで繋がっていくところは良かったが、主人公がちょっと存在感が薄くなってむしろ真理子さんに食われてしまった感じがある。
さて、真理子さんは今度こそ成仏出来るのか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドラマ ファンタジー
- 感想投稿日 : 2017年5月16日
- 読了日 : 2017年5月16日
- 本棚登録日 : 2017年5月16日
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