硝子戸の中 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1952年7月22日発売)
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本棚登録 : 1635
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全編穏やかで静かな文体ながら、内容は死を意識したものや、今は亡き人々の思い出が多い。
中でも飼い犬のヘクトーの死は印象的。意外にも猫よりも犬が好きだったらしい。
また夏目先生ともなると、さすがに様々な人から勝手なお願いをされることが多かったのだなと改めて知った。
子供のころの思い出、両親とのこと、母への想いなども知ることが出来て、興味深かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2017年3月10日
読了日 : 2017年3月9日
本棚登録日 : 2017年3月10日

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