自治体のエネルギー戦略――アメリカと東京 (岩波新書)

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  • 岩波書店 (2013年5月22日発売)
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東京都の先進的エネルギー政策について紹介する。
ここでは東京都のキャップ&トレードについて述べている。アメリカの事例も参考にしながら、東京都は中央政府以上に先進的な事例を実現できた。

→つまり持続可能な都市インフラを維持するためには、環境に負荷をかけないインフラを想像することが不可欠。

・政策自体はボトムアップによって政策が提起され、それをトップが支持しリーダーシップを発揮する。
・一時的には経済的負担を与える可能性はあるが、将来的なビジネスチャンスを与えることも十分にある
→カルフォルニアの州投票において、排出権取引を否定する条例にたいしてシリコンバレーの企業群が反対した背景にはグリーンビジネスを目指した投資が行われたから。

→政策に落とし込む有能なスタッフの存在。
→実践的なノウハウを有する企業群、団体、NGO、専門家による政策ネットワークが必要(知と信頼のネットワーク)

分権型エネルギーシステムの構築
→電力の供給よりも需要管理に重きを置いたシステム


こうした政策を実現するためには

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 九州の活性化
感想投稿日 : 2014年1月23日
読了日 : 2014年1月23日
本棚登録日 : 2014年1月23日

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