気仙沼の養殖業者で、豊かな魚介類のために森を育てる活動もしている畠山さん。彼が海とともに育った半生、リアス式海岸での養殖の可能性にかける思い、同じ地形を持つガリシアへの旅を綴った随筆集。ワタシたちが普段美味しく食べている三陸産の牡蠣や帆立貝の養殖の苦労を知って、ありがたく食べなければ!と思ったり、ガリシア巡礼にキリシタン弾圧の歴史が絡んだりと、思わぬ展開を見せられたり。震災では養殖場が被害を受け、お母様をなくされたという畠山さんの近況は昨年の「プロフェッショナル」で知ったけど、それでも養殖の新たな可能性があるというわけで、今後の動向を見守って行きたい次第。
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仕事で読んだよ
- 感想投稿日 : 2012年2月3日
- 読了日 : 2012年2月3日
- 本棚登録日 : 2012年1月7日
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