極北クレイマー

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2009年4月7日発売)
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本棚登録 : 2955
感想 : 413
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【内容】
北海道の架空の公立病院を舞台に、地方自治体の破たんとそれに関連する公立病院の実像を、この病院に赴任してきたばかりの医師今中の目を通して描く。
公立病院に赴任してきた今中は、看護師や事務長等のモラルの低さに愕然としてしながら、徐々に病院の改善に取り組もうとするが、改善は一向に進まない。
【得たもの?やってみること】
・公立病院の実態(デフォルメしているかもしれないが)
・医者といえども、仕事として医師をしているだけ。

【感想】
北海道が舞台ということで、実際に破たんした、地方自治体もあり、ここでは、このようなことがおこったのかというのが想像できて、興味深い。
但し、話としては中途半端は部分で終わってしまっていて、決着がついていない。
ハッピーエンドとはいかないまでも、医療事故死の件には、なんらかの決着をつけて終わってほしかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 娯楽
感想投稿日 : 2016年6月14日
読了日 : 2011年7月25日
本棚登録日 : 2016年6月14日

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