[鑑賞日:レンタルDVDにて2011年12月24日]
TIMELINE
2003年 アメリカ
日本公開日:2004年1月17日
監督:Richard Donner
出演:Paul Walker、Frances O'Connor、Gerard Butler、Billy Connolly、Anna Friel、Ethan Embry、David Thewlis、Neal McDonough、Michael Sheen...他
[英語、フランス語]
■あらすじ
フランスの南西部で中世の修道院遺跡の発掘作業が行われていた。そのスポンサーであるITC社長ドニガーの元へ、ジョンストン教授が資金援助を頼みにニューメキシコへ行っている間、彼の教え子たちは発掘現場から600年前の油布に包まれた書類箱とある筈のない現代の眼鏡のレンズを発見する。その書類の文書には助けを求める教授の筆跡があった。教授の教え子たちはこの原因を教授に聞こうと、彼がいるドニガーの元を訊ねる。ITCは巨大量子コンピューターによる時空転送装置を密かに開発していた。教授はその転送装置によって14世紀のフランスへ行ったまま、消息を絶ってしまったと言う。教授の息子クリスと教え子たちは教授を探しに、転送装置に入り百年戦争真っ只中の14世紀のフランスへ向かうが……。
■感想
そんなに期待していなかったが、観始めたら意外と面白かった。マイケル・クライトン原作だったのね。
マレクがレディ・クリアを助けたり、ITC社長ドニガーが問題点を隠したり、伏線が有り過ぎて、その時点でお決まりのオチが見えちゃったりで……ストーリーに意外性はなかった。
投石機で投げられる炎の石に迫力があって、良かったな。先日観た『キンダム・オブ・ヘブン』の投石シーンも迫力があったけど、そっちは「キレイ」って印象で、『タイムライン』は石がぐるん、ぐるん、回転しなら飛んでくる様子が重々しく、リアルに伝わってきたよ。投石一つ、撮り方でこんなに印象が違うんだね。
でも12世紀と14世紀ってそんなに武器も戦い方も変化ないんだね。逆に投石機が使われなくなった時代っていつ頃からなんだろうって、ちょっと思ったり……?
主役のポール・ウォーカーは印象が薄い。その代わり、ジェラルド・バトラーのほうが美味しい役だなと思った。だんぜん視線がバトラーへ行っちゃう。
まあ、もともとデヴィッド・シューリスが観たくて借りてきたので、悪役(?)とは言え、ドニガーが転送される時のあの諦めの姿が可哀想……。
- 感想投稿日 : 2011年12月24日
- 読了日 : 2011年12月24日
- 本棚登録日 : 2011年12月24日
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