戦争映画は死とそれから生を意識させてくれる。
平和の中にも戦争はある。
この作品は第一次大戦後の1930年の映画、それからたった9年後に第二次世界大戦が起こる。
そして今度またいつか無責任な誰かが戦争を始めるんだろう。
あの教師のように「祖国のために死ぬ事は美しいことだ!」と叫びながら。
そして高揚し英雄的気分に包まれた若者が戦場で絶望に打ちひしがれるまで、そう時間はかからない。
その時に「なんでこんな戦争をしてるのか」「誰がこんな戦争を始めたのか」と問うことは当然のことだろう。
しかし指導者たちは地図を見ながら「ここに塹壕を設置すれば勝てる!」と言うだけだ。
領土を争いたいなら、それぞれの国家元首に裸で棍棒を持たせて殴り合いをさせればいい、というのはいい考えだと思った。
そうじゃなければサッカーでも野球でもいい。
なんで数万の人が死ななければならないのか。
しかし、事実、戦争は再び起こったのだ。
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カテゴリ:
映画・DVD(洋画)
- 感想投稿日 : 2014年9月22日
- 読了日 : 2014年9月22日
- 本棚登録日 : 2014年9月22日
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