オレたちバブル入行組

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年12月10日発売)
4.16
  • (63)
  • (95)
  • (30)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 488
感想 : 53
4

すでにテレビドラマで見ていた物語だったので、あまり新鮮みはないですが、やはりおもしろい。
主人公の勧善懲悪がどこまで通用するのか、続編も読みたいと思います。
物語の最後のほうで、日本の製造業の未来の話が出てきます。この本は2004年に発行されていますので、10以上前から言われて来ていたグローバル化が(日本の製造業の受注がアジア圏に流れる)今まさに現実となっています。
バブル期までは安泰と言われていた銀行ですら、潰れています。
ひるがえって、読んでいる最中、自分のことをふと考える。
万物は流転する。物事に止まっていることはなく、常に変わって行く。大きな流れに逆らう事はできないこともあるけれど、じっくりと先を見据えながらやっていこうと考えたりしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年6月20日
読了日 : 2015年6月20日
本棚登録日 : 2015年6月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする