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三柴湯之助さんの本棚(三柴湯之助)


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風の歌を聴け (講談社文庫)
風の歌を聴け (講談社文庫)

村上 春樹 / 講談社 / 2004年09月15日

これまで食わず嫌いだった村上春樹。どうせなら発表順に追って行ってみようと云う訳で、デビュー作。所々に意味ありげな記号...

初心者のための「文学」 (角川文庫)
初心者のための「文学」 (角川文庫)

大塚 英志 / 角川グループパブリッシング / 2008年07月25日

「毒にも薬にもなる作品」、気を許すと呑み込まれてしまう作品というのは、なるほど確かにある。僕にとっては、サリンジャー...

千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 (創元推理文庫)
千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 (創元推理文庫)

中村 融 / 東京創元社 / 2007年09月22日

日本オリジナルの怪物小説アンソロジー。編者曰く、コンセプトは「活字で読む『ウルトラQ』」! これは怪獣・妖怪好きにはた...

猫町 他十七篇 (岩波文庫)
猫町 他十七篇 (岩波文庫)

萩原 朔太郎 / 岩波書店 / 1995年05月16日

「猫文学」というジャンルが、この国にはたしかにあって、それは愛猫との蜜月を滑稽に、時には哀愁や皮肉を交えて綴ったもの...

読者は踊る (文春文庫)
読者は踊る (文春文庫)

斎藤 美奈子 / 文藝春秋 / 2001年12月

相変わらずの毒舌が心地良い。書評に絡めて、時局も論じているところがポイント。ゆとり教育、薬剤エイズ問題、歴史教科書問...

つるつるの壺 (講談社文庫)
つるつるの壺 (講談社文庫)

町田 康 / 講談社 / 2004年04月15日

巻末の中島らもの解説が、町田康の作品を上手く表現していると思うので抜粋。「何の役にも立たない。意味がない。これはとて...

蘆屋家の崩壊 (集英社文庫)
蘆屋家の崩壊 (集英社文庫)

津原 泰水 / 集英社 / 2002年03月20日

豆腐が縁で知り合った二人、プータローの「猿渡」と怪奇小説家の「伯爵」が、様々な怪異に遭遇していく連作短編集。怪異の料...

子猫が読む乱暴者日記 (河出文庫)
子猫が読む乱暴者日記 (河出文庫)

中原 昌也 / 河出書房新社 / 2006年02月04日

狂気、暴力、ポルノ。適当なコメントが見つからないが、ブンガクしてるってことはわかった。

萩原朔太郎詩集 (新潮文庫)
萩原朔太郎詩集 (新潮文庫)

萩原 朔太郎 / 新潮社 / 1950年12月

酒と云うには饐えている。けれども、言葉の端々に満ちた酒精が抜けきっていない。下手をすると、酔う。

文庫版 陰摩羅鬼の瑕 (講談社文庫)
文庫版 陰摩羅鬼の瑕 (講談社文庫)

京極 夏彦 / 講談社 / 2006年09月16日

二、三年振りに読む京極堂シリーズ。確かにかなり前半で犯人は読める。とはいえ、それは先のレビュアーさんがおっしゃている...

文学的商品学 (文春文庫)
文学的商品学 (文春文庫)

斎藤 美奈子 / 文藝春秋 / 2008年02月08日

ともすれば見落としがちな細部の描写から小説を読み解く。斬新かつ痛快だが、斎藤さんの著作にしては、毒気が少ないような。

リトル・リトル・クトゥルー―史上最小の神話小説集
リトル・リトル・クトゥルー―史上最小の神話小説集

東 雅夫 / 学習研究社 / 2009年01月

クトゥルー神話掌編アンソロジー。発想は面白い。面白いのだが、ラヴクラフトの文体模写が連続すると死にたくなる。クトゥル...

ナイトシフト〈1〉深夜勤務 (扶桑社ミステリー)
ナイトシフト〈1〉深夜勤務 (扶桑社ミステリー)

スティーヴン キング / 扶桑社 / 1988年05月

キングの第一短編集。B級色濃厚。むか〜しの『世にも奇妙な物語』ってこんな感じだったよなあ。クトゥルフ物も一本収録。ラヴ...

実説艸平記 (旺文社文庫)
実説艸平記
実説艸平記 (旺文社文庫)

内田 百けん / 旺文社 / 1983年01月

「サラサーテの盤」を読み返したくなったので。茫漠とした雰囲気の中に、鬼気を孕んだ文章。みなさん、「ツィゴイネルワイゼ...

百〓先生 月を踏む
百〓先生 月を踏む

久世 光彦 / 朝日新聞社 / 2006年04月

内田百?を主人公にした批評的メタフィクション。時期的には百?が「サラサーテの盤」を執筆していた時期に当たるのだが、読ん...

ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)
ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)

高橋 源一郎 / 講談社 / 2004年04月10日

怒りと憎しみに満ちた過去の葬送。ほとんど詩の詰め合わせといった感じだった『さようなら、ギャングたち』と比べると、スト...

趣味は読書。 (ちくま文庫)
趣味は読書。 (ちくま文庫)

斎藤 美奈子 / 筑摩書房 / 2007年04月

こんな本がなぜベストセラーに……という疑問について、かなり鋭い考察をしている。そして、それだけでは終わらないのがこの本...

安徳天皇漂海記 (中公文庫)
安徳天皇漂海記 (中公文庫)

宇月原 晴明 / 中央公論新社 / 2009年01月

タイトルを見て、にやりとした人は是非ご一読を。入念な調査と作者の力業によって織り上げられた、美しくも悲しい幻想のアラ...

勝手に生きろ! (河出文庫)
勝手に生きろ! (河出文庫)

チャールズ ブコウスキー / 河出書房新社 / 2007年07月

まず言いたいのは、ブコウスキーさん、あんた最高! ってことです。主人公チナスキーは、ダメ人間のうえに無駄にハードボイ...

阿修羅ガール (新潮文庫)
阿修羅ガール (新潮文庫)

舞城 王太郎 / 新潮社 / 2005年04月

文章のドライヴ感は舞城作品の中でもトップクラス。この人はよく時事ネタを捏ね繰り回すけど、それはなにも作品に社会性を持...

世界は密室でできている。 (講談社文庫)
世界は密室でできている。 (講談社文庫)

舞城 王太郎 / 講談社 / 2005年04月15日

舞城作品には珍しく、主人公兼語り手があまり前面に出てこない。彼の活躍はクライマックスまでおあずけよ。主題は友情、ある...

煙か土か食い物 (講談社文庫)
煙か土か食い物 (講談社文庫)

舞城 王太郎 / 講談社 / 2004年12月14日

血(家族)の物語であり、赦罪の物語。主人公、奈津川四郎の成長を描いた、意外と典型的なビルドゥングスロマンとしての側面...

真説・外道の潮騒
真説・外道の潮騒

町田 康 / 角川グループパブリッシング / 2008年10月31日

序盤は物語が停滞気味で退屈だが、渡米後の展開は、お馴染みの町田節で一気に読ませる。とはいえ、『宿屋めぐり』の箸休め感...

小説作法
小説作法

スティーヴン・キング / アーティストハウス / 2001年10月26日

実践的な「小説指南書」であり、作家に必要な「道具箱」の中身を惜しげもなく提供している。キング自身の体験と作品との結び...

綺譚集 (創元推理文庫)
綺譚集 (創元推理文庫)

津原 泰水 / 東京創元社 / 2008年12月

流麗な文章で紡がれる悪夢めいた綺想のアラベスクに、終始幻惑されっぱなしでした。特に、「玄い森の底から」の凝りに凝った...


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