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三柴湯之助さんのレビュー


三柴湯之助さんのレビュー

三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

これまで食わず嫌いだった村上春樹。どうせなら発表順に追って行ってみようと云う訳で、デビュー作。所々に意味ありげな記号的装飾が施されてはいるが、かなり正統派の青春小説だった。昔のアメリカ映画みたいな感じ。おっそろしくバタ臭いけど、結構好きだな。
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

「毒にも薬にもなる作品」、気を許すと呑み込まれてしまう作品というのは、なるほど確かにある。僕にとっては、サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』や安部公房の諸作なんかがそれだった(他にも色々あった気... 続きを読む »
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

日本オリジナルの怪物小説アンソロジー。編者曰く、コンセプトは「活字で読む『ウルトラQ』」! これは怪獣・妖怪好きにはたまらない……と思ったのだが、スタージョンの「それ」以外はあまりピンとこなかった。むしろ「それ」が出色すぎて、やや浮いている印象。意思を持った腐葉土って設定がまず凄いもんね。

猫町 他十七篇 (岩波文庫)

萩原 朔太郎 清岡 卓行
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

「猫文学」というジャンルが、この国にはたしかにあって、それは愛猫との蜜月を滑稽に、時には哀愁や皮肉を交えて綴ったものと、猫を魔性のもの、いわゆる妖怪的な存在として描いているものと二種類あると思う。表題作や「ウォーソン夫人の黒猫」なんかは無論後者、ポーの「黒猫」の子孫というべきでしょう。こねこねこのこねこのここねこ。
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

相変わらずの毒舌が心地良い。書評に絡めて、時局も論じているところがポイント。ゆとり教育、薬剤エイズ問題、歴史教科書問題などに関しては、著者の先見性に驚いた。矢張り、この人は凡百の毒舌評論家とは一線を画している。
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

巻末の中島らもの解説が、町田康の作品を上手く表現していると思うので抜粋。「何の役にも立たない。意味がない。これはとても重要なことだ。ここに有るのは文体だけであって、それが何のベクトルも持たずに上下左右東西南北と暴れまくる。どこへも辿り着かない。この無意味さが素晴らしい」。う〜む、流石はらもさん、仰る通り。町田康の魅力は、その徹底した無意味性・虚無性にあると思うのです。
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

豆腐が縁で知り合った二人、プータローの「猿渡」と怪奇小説家の「伯爵」が、様々な怪異に遭遇していく連作短編集。怪異の料理の上手さもさることながら、文体の妙とユーモアのセンスが素晴らしい。この二人のコンビは、いずれまた機会があれば書いてほしいなあ。
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

狂気、暴力、ポルノ。適当なコメントが見つからないが、ブンガクしてるってことはわかった。

萩原朔太郎詩集 (新潮文庫)

萩原 朔太郎 河上 徹太郎
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

酒と云うには饐えている。けれども、言葉の端々に満ちた酒精が抜けきっていない。下手をすると、酔う。
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

二、三年振りに読む京極堂シリーズ。確かにかなり前半で犯人は読める。とはいえ、それは先のレビュアーさんがおっしゃているように、間違いなく計算ずくでしょう。すごく上手い。お馴染みの蘊蓄も、質・量ともに... 続きを読む »
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

ともすれば見落としがちな細部の描写から小説を読み解く。斬新かつ痛快だが、斎藤さんの著作にしては、毒気が少ないような。
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

クトゥルー神話掌編アンソロジー。発想は面白い。面白いのだが、ラヴクラフトの文体模写が連続すると死にたくなる。クトゥルーなんて、特定のコミュニティの中でしか通用しないネタだから、自慰行為と紙一重なんだよな。「手乗りクトゥルー」みたいなおふざけ系は読んでて楽しいんだけど。にしても、日本人は本当にディープ・ワンズものが好きね。

ナイトシフト〈1〉深夜勤務 (扶桑社ミステリー)

スティーヴン キング スティーヴン キング スティーヴン・キング
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

キングの第一短編集。B級色濃厚。むか〜しの『世にも奇妙な物語』ってこんな感じだったよなあ。クトゥルフ物も一本収録。ラヴクラフトの影響力の強さを、改めて思い知らされた。余談だが、「戦場」は『ジョジョ』のバッド・カンパニーの元ネタか。
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

「サラサーテの盤」を読み返したくなったので。茫漠とした雰囲気の中に、鬼気を孕んだ文章。みなさん、「ツィゴイネルワイゼン」を聴きましょう。その他にも、森田草平の思い出を綴った表題作、あの有名な第一回摩阿陀会の模様が詳しく描かれている「摩阿陀会」など、バリエーションに富んだ話が収録されている。
三柴湯之助さんのレビュー   登録日:2009-03-04

内田百?を主人公にした批評的メタフィクション。時期的には百?が「サラサーテの盤」を執筆していた時期に当たるのだが、読んでいくうちに奇妙な違和感を覚える。作中で百?が描くのは「冥途」や「旅順入場式」のよ... 続きを読む »

全181レビュー中 1 - 15件を表示

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