読んだ本の記録として、こつこつ残していこうと思います。
fumicooさん
瀬戸内 寂聴
新潮社 (1990年08月)
読み終わった
瀬戸内寂聴さんと瀬戸内晴美さんが「性」をテーマに語り合う、往復書簡形式の作品。 アメトークの読書芸人の回で誰かが紹介していて、興味を抱き読んでみた。 瀬戸内さんは晴美時代の作品は結構読んだけど、寂聴さんのはどうも仏教色が強い気がして手に取っていな...
池谷 裕二
文藝春秋 (2008年08月07日)
最新の脳研究トピックスを万人にわかりやすい形で読み物にした本、かと思いきや、サイエンス分野における「研究」そのものに重きを置いた内容だった。 タイトルや装丁のイメージと中身がいまいち重ならない上に、ややまとまりのない構成の本だったけど、内容として...
島本 理生
中央公論新社 (2010年12月)
この作家さんで上下巻の作品て珍しいなーと思い手に取ってみた。 さくさくとは読めたけど、長編の割に(長編ゆえに?)色々盛り込まれすぎてまとまりのない話な印象。 とりあえず、主人公が過去の暗い記憶によるトラウマを抱えているようには伝わってこず、単なる...
田中 慎弥
集英社 (2012年01月27日)
なんとなく、辻仁成の「海峡の光」を思い出した。 だいぶ前に読んだので話の詳しい内容はもう忘れてしまったけど、狭いムラ社会で生活する閉塞感とか、若者ならではのエネルギーの持て余し感とか、ぼんやりと記憶されている雰囲気に通じるものがあった。 表題作は...
小松田勝
長崎出版 (2010年08月10日)
ディズニーランドがいかに良い接客対応をしているかという話。 数年に一回位しかディズニーには行かない上に、キャストもといスタッフの方々と取り立てて接触したことがないので、ふーんという程度の印象で読んだのだけだ、確かに掃除は行き届いていたなあと思い出...
湊 かなえ
双葉社 (2010年06月02日)
新興高級住宅街でのしがらみの話? 殺人事件は起こるけど、ミステリという感じではないような。 人物描写がステロタイプだなあという印象。 読みやすくてサクサク読み進むけど、後には特にこれといって残らない話、という気がする。
沼田 まほかる
新潮社 (2008年01月29日)
えぐい。 刺激的な内容、描写をあえて盛り込んできているのだろうなあと思う。 どろどろとした世界観に引き込まれて一気に読んだけど、後味の良い読後感ではなく、また読み返したいような内容ではなかった。 個人的にはこういう作風は苦手です。面白かったけど。
山崎 ナオコーラ
文藝春秋 (2009年01月)
この作家さんて、こういう感じだったっけ…と思い出しつつ読んだ。 以前読んだのはそこそこ好みだった気がしたのだけど、 今回のは共感も出来ず、あまり面白いとも思えなかった。 女目線での語りが合わないのか?
目黒 条
マガジンハウス (2007年07月19日)
芝居の脚本というものをわたしは見たことがないのだけど、こんな感じなのかも? モノローグとセリフと状況描写で書かれた作品で、ちょっと新鮮だった。 内容としては、最初は幼稚園のママ友の関係性を書いたものと思ってたのだけど、だんだん荒唐無稽な方向に進...
さだ まさし
幻冬舎 (2011年08月04日)
職場の先輩が貸してくれて読んだ。 遺品整理の仕事をもっと掘り下げて描いた方が面白そうな気がする。 主人公のトラウマ云々は、浅いというか薄いというか…正直そんな印象。 映画化されているらしいけど、映画の方が多分映える話だと思う。
津村 記久子
筑摩書房 (2008年12月)
会社で事務作業をしていた経験のある人なら恐らく共感できるのでは。 機械にイライラさせられること、満員電車でイライラすること、どちらも日常がリアルかつコミカルに描写されていて愉快だった。
三浦 しをん
新潮社 (2006年09月21日)
これは今年読んだ中で一番面白かった。 設定として、家族ではない人々が同じ屋根の下で暮らす、という話が好きなのに加えて、 もともと箱根駅伝は毎年楽しみに観ているクチなので、コースの細かいところまでイメージして読めたのでかなり楽しめた。 素人が10人...
幻冬舎 (2006年10月)
なんだか嫌な気分になりながらも、どう展開していくのか予測がつかず、もやもやしながらも読み進めてしまった。 途中でからくりはなんとなくわかってしまったけど、ラストは衝撃的だった。 男と女の間にある愛だとか情だとかは、当人たち以外には全く理解出来な...
姫野 カオルコ
少しずつ登場人物が重なっていく連作なのだが、細切れに読んでいると全然人物相関図が描けず、最後の方はハテナでいっぱいに…。 改めて読み返せばいいのだろうけど、改めて読み返そうという気にはならない読後感。 登場人物たちが貴婦人だったり同性愛だったりと異...
日経BP社 (2009年06月18日)
実にコンパクトにまとまった一冊で、あっという間に読了。 介護を主題して、介護をしている人の気持ちが問わず語りのように短く描かれている。 ごく普通のひとが、ごく普通に抱くような心象風景が丁寧に描かれていて、初めはノンフィクションかと思った。新聞の投...
小川内 初枝
筑摩書房 (2004年10月25日)
タイトル通り、まさにけもの道…。 義理の兄妹の倦んだ関係が描かれているのだけど、最後まで読むと、なんかもうどうしようもない閉塞感に襲われた作品。 でもけっこう好きかも。
筑摩書房 (2002年10月)
太宰治賞受賞作品。 小川内さんの作品の中で一番面白かった。 終わり方が衝撃的。 そうくるか、と薄ら寒くなり、驚いた。 太宰治賞はほんと、外れがないと思う。 好みの作品が多い。
金原 ひとみ
集英社 (2006年07月05日)
自伝的小説らしい。 この作家さんのはどれを読んでも「自伝的な作品なのか?」と思ってしまうのだが。 もはやコメディタッチな語り口調が軽快で良かった。 持ち味が出ていると思う。 自分とは全くリンクすることのない、異次元の世界を垣間見るような気分で...
小川内初枝
光文社 (2008年04月22日)
キャンプ場で出会った少年と10年後に再会、という少女漫画のような展開は、そんなんあるかいと思いながらもときめいた。 幸せになれなそうな、二人の姉妹のそれぞれの話。 個人的には姉のほうが、どちらかといえば共感。
小学館 (2008年02月)
家族の再生、なのか? あまり再生出来ていない気もするが。 両親サイドからの視点で読んでみたい。
角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年12月25日)
芥川賞受賞作と受賞2作目くらいまでは読んでいたけど、あまりのエグさに耐えきれずそれ以降は手に取ることのなかった金原ひとみさん。 図書館をうろうろしていたら、気付けば作品数もずいぶん増えていて、パラパラとめくってみるとそうエグい感じでもなかったの...
光文社 (2006年09月21日)
小川内初枝さん、自分的2冊目。 これもきれいな表紙が目を惹いた。 この作品も30女の閉塞感がしみじみリアルで痛い。 彼氏に対する不安感とか、将来に対する諦念とか、少し前の自分の姿を見ているかのようで、非常に共感。 それだけに、最後に一歩踏み出す決...
角川書店 (2005年01月)
図書館で、大好きな小川洋子さんの新刊でも入ってないかと探していたら、小川洋子さんに挟まってこの方の作品を発見。 きれいな表紙に惹かれて手に取り著者略歴を見てみたら、太宰治賞を受賞していることを知り、借りてみることに。 個人的に、太宰治賞受賞作品...
京極 夏彦
講談社 (2010年05月15日)
久しぶりに読んだ京極夏彦さん。 上手だなあ、というのが率直な感想。 軽い感じでさくさく読めた。 人物設定が極端すぎてありえない感じなんだけど、それもまた娯楽作品、という感じ。 関係ない話だけど、実際に中学生ぐらいの無邪気そうな子が、友だち同士の...
真田 コジマ
ポプラ社 (2006年10月)
鉄塔に登って降りてこない少女と、テレビやラジオでそのニュースを聞く3組のカップルの話。 それぞれに話が切り替わりながら、少しずつ話が進んでくるのが面白い。別れた彼女と結局復縁するカップルの話は、どうかと思ったけど。 恋人たちはともかく、鉄塔から降...
朝井 リョウ
集英社 (2010年02月05日)
話題作なので読んでみた。 今時の高校生ってこんな感じなのね、という年寄りくさい感想しか抱けなかったけど、たぶん青春小説というようなくくりで語られるものなのだろう。 今まさに学生真っ只中の子や、つい最近まで学生だったような世代であれば、共感で胸が打...
淀屋橋法律事務所交渉研究会
企業開発センター (1999年10月)
もう10年以上も前に発行されたものなので、たぶん法律的には少し現在の状況とは異なる部分などもあるのだろうけど、 自分にも降りかかりかねない・・・ もしくは こんな無茶なこと言う人がいるの!? と思うような様々な言いがかり例が満載で、興味深く読めた一...
酒井 順子
文藝春秋 (2007年09月)
マナー教本、というわけではなく、現代の人付き合いについて書かれた軽快なエッセイ。 妙齢女性のファッションや化粧について面と向かって批判できるのは、肉親か肉体関係にある異性だけ、という旨のくだりに妙に納得してしまった。
双葉社 (2008年08月05日)
なぜか勝手なイメージで、ケータイ小説みたいなのを書く作家さんかと思っていた。 なので、全然違っていて良い意味でびっくり。 章ごとに語り手が変わって、少しずつピースが嵌まってくるのが興味深く、あっという間に読み終わった。 うすら寒い話。
新井 素子
新潮社 (2010年01月)
新井素子さんといえばコバルト文庫。 確かにコバルト文庫を愛読していた時代には、新井素子も好んで読んでいた。 大人になってから読んだ『チグリスとユーフラテス』が割と面白かったので、”大人向けの新井素子”も良いものだという印象を持っていた。 なので、...
道尾 秀介
角川グループパブリッシング (2009年01月31日)
怖い、怖かった。 寝る前に読む本ではなかった。 短編集で、どの話も薄ら怖い。 どの話も、予想外の結末が待っていて面白かった。
文藝春秋 (2009年10月)
前作をまったく忘れた状態で読み始めたので、登場人物を思い出しながら読み進めた。 読了して思ったのは、そういえば前作を読んだときに「なんでこれが賞をとったのだろう?」と思ったということ。 個人的に三浦しをんさんは好きなのだけど、このシリーズよりも...
東海林 さだお
朝日新聞出版 (2008年12月05日)
なぜか昔、実家にやたらと揃っていた「丸かじり」シリーズ。 久しぶりに読んだら、昔のと全く変わっていないテイストでほのぼのした。 読むと食べたくなるのも以前と変わらず。 韓国のりを食べた後には、こっそり唇をなめてみた。 美味、美味。 ちょうど自...
東野 圭吾
講談社 (2009年09月18日)
下町を舞台にした連作もの。 連作の中で、徐々に事件が解決に向かっていくのがなかなか新鮮。 下町の人情って良いよね、というイメージの元に書かれた作品なのだろうと思う。 さくさく読めたけど、あまり後に残らない作品だった。
貫井 徳郎
幻冬舎 (2009年10月)
猟奇殺人を追う警察もの。 珍しく、途中で犯人が分かってしまった。 ミステリ読んでいても大抵分からないのに。 貫井さんの描く登場人物は、どうにもステレオタイプな方が多い。 それゆえに、少々魅力にかけて見えてしまうのだろうと思う。
角川書店 (2007年11月)
島本理生さんは一人称が女性の方が良いんだな、と思った。 読みながら何故か違和感というか、いかにも女の子向けのティーンズ文庫的なものを読んでいるような気分になった。 青臭いんだけど、青春ものというほど爽やかでもなく ちょっと登場人物に無理があるよ...
松本 昭夫
新潮社 (2004年10月)
裏表紙に書かれたあらすじを読んでいると、なかなか興味深い内容が書かれているようで興味を持ち、職場の図書室から借りてきた一冊。 実際に精神疾患をもつ著者が実体験を赤裸々に述べた作品。 病棟内での性行為とか云々。 読み終わった感想としては、正直あ...
小川 洋子
小学館 (2009年11月26日)
やっぱり小川洋子さん好きだなあとしみじみ感じたエッセイ。 印象的だったのは、フィギュアスケートの選手について述べた一文。 武器になるほどの「個性」というのは、何もしなくてもにじみ出てくるようなものではなく、努力に努力を重ねて漸く確立されるもので...
村上 春樹
新潮社 (2009年05月29日)
久しぶりにブクログに記録しようと思ったら、ずいぶん様子が変わっていて驚いた・・・。 それはともかく、話題だった1Q84。 職場の友だちに借りて、あっという間に読了した。 久しぶりの村上春樹だったけど、改めて読むと翻訳本を読んでいるような日本語だな...
小池 昌代
新潮社 (2007年07月)
静かな、大人の雰囲気のある作品集。 どこかひやりとするような、不安感がよぎるようなところが好みだった。
宮本 輝
講談社 (2009年06月23日)
血縁のない人々が家族のように同じ屋根の下で暮らす話というのに昔から弱い。 それにしてもこの人の作品を読んでいるとお腹が空いてくる。 今回も美味しそうな料理満載。
山田 詠美
新潮社 (2009年06月30日)
山田詠美さんらしい話だなあと思いながら読了。 子ども目線での性的な話はこの方の真骨頂だと思う。 登場人物それぞれの訃報が間に挟まれているのが面白い。 まず、死に方を考えてそこから人物像を作っていったらしい。 死に様が、そのひとの人生を象徴する。
幻冬舎 (2009年03月)
死を話の中に入れてしまうと途端に陳腐になってしまうのは何故だろう。 嫌いじゃないけど、取り立てて好きでもない話。
川上 弘美
中央公論新社 (2006年04月22日)
主人公のキャラクターがどうにも好きになれないまま読了。 川上弘美の文章は好きなんだけどな。
朝日新聞出版 (2009年02月20日)
分厚い割にあっという間に読み終わった。 マイナスから始まる章立てなのが面白い。うまいこと考えられてるな、という感じ。 登場人物は相変わらずステレオタイプな書かれ方だけど、大勢の出演者がちゃんと書き分けられてるので読みやすかった。
地元で生きる柵を考えさせられた。 と言っても自分ではこういう地域コミュニティが発達したところで暮らしたことがないので 少し憧れも感じたり。 しかしこの人の作品はどうして登場人物の名前がみんなカタカナなんだろう。 記号的に描くのが目的なのかもしれ...
文藝春秋 (2009年01月09日)
小川洋子的要素満載な一冊。 この人のすごいところは「博士の愛した数式」がヒットした以降も、これまでと全く変わらない独自の世界観を徹底的に貫いているところだと思う。 静かで、かなしくて、うつくしい世界。 静かなカフェで、大切に読んだ。 チェスのこ...
講談社 (2009年02月05日)
この作家さんは太宰治賞の受賞作を読んだことがあったので、今回芥川賞受賞と聞いてなんだか嬉しくなった。 自分の読んだことのある作家さんが賞をとるとなんだか嬉しい。 この話は主人公が自分とまったく同い年で、リアルすぎて切なかった。 何のために働くの...
恩田 陸
朝日新聞社 (2005年10月13日)
広げるだけ広げておいて、終わりはこんな感じになるのかとちょっと残念。 せっかく面白い設定なのになんだか勿体ない気がした。 ファンタジーって難しいな。
友だちから借りているのだけどとりあえずまだ上のみしか手元にない。 続きが気になる。 恩田陸のファンタジー系の作品を読むのは初めてかも。 色々突っ込みどころがあるのだけど、とりあえずまだ続きがあるので、これから解明されていくのかな。
千早 茜
集英社 (2009年01月05日)
世界観が出来上がっていて面白かった。 文章の表現も艶めかしい感じで良い。 白亜、という主人公の名前も素敵。 一対のようなふたり。 最後には再会して、ふたりでいられるようになればいいと思いながら読み進めていた。 最終的にはハッピーエンドのような形...
江國 香織
新潮社 (2008年10月31日)
町田康の末摘花が読みたくて借りてきた。 期待通り、ものすごく面白かった。 町田節だけど、見事に源氏。 頭の中将に対する描写が最高に笑えた。 江國香織、桐野夏生もさすがに上手。 ちゃんと源氏物語の世界を大切にしながらも、作家の個性がちゃんと感じら...
井上 由美子
幻冬舎 (2008年06月)
職場の子がとても面白いからと言って貸してくれた。 もともとはドラマが先にあって、そのノベライズ版らしい。 そう言われて読むと、たしかにドラマっぽい展開。 文章も台詞が多用されていて、ドラマっぽい書き方。 癌の治療薬を巡って、研究者と患者と大学...
幻冬舎 (2008年05月)
井上 荒野
角川グループパブリッシング (2008年11月29日)
初めて読んだ作者のだったけど、直木賞受賞してると知ってびっくり。 なんとなく直木賞ぽくない。どちらかというと芥川賞的な感じ。 ひとりの男の、いろんな時代の話。 タイトルから想像していたよりは乾いた感じの話。 可もなく不可もなく、という感じかな。
荻原 浩
新潮社 (2006年05月19日)
短編集で、どの話も異形の者が出てきたり幽霊が出てきたり人殺しがテーマだったり、ひやりと気持ちの悪くなる話。 その中で、表題作の「押入れのちよ」は幽霊だけど可愛らしくて良かった。 結局本当に怖いのは、生きている人間の愛憎なのかもしれない。 どう...
太宰 治
新潮社 (2006年01月)
かなり昔に読んだことがあった気がするけれど、今この年齢になって、大切な人から借りて読むと伝わってくるものもかなり違ってくる。 昔に読んだときよりも、主人公の「生きにくさ」が理解できる気がした。
角田 光代
マガジンハウス (2004年05月20日)
同棲中や同棲しようとしているカップルがテーマの短編集。 あとがきによると、ハッピーエンドからだらだら続くしあわせ、だそうな。 お風呂に入らない女子とか迷信好きの女子とか万引き常習犯の女子とか買い物依存の男とか巨人ファンの男とか色々出てきて、ちょ...
新潮社 (2008年11月)
この人の短編はやはり良いなあと思った。 ひとつひとつの話は完結しているのに、登場人物が少しずつリンクしていて面白い。 それぞれの「人」がしっかり描かれていて、自分も町の住人のひとりになったような気持ちで読み進められた。
夏石 鈴子
角川学芸出版 (2008年10月08日)
なにもこのタイトルじゃなくても。 と言いたくなるような作品。 日常生活共感系(?)の話なら、もう少し主人公に好感がもてるといいのにと思う。 好みの問題だろうけど、あまり主人公に好感がもてなかったため楽しく読めなかった。 うんと、という副詞がも...
三島 由紀夫
新潮社 (1970年02月)
三島由紀夫作品の中では格段に読みやすい。 婦人誌に連載されていたと知って納得。 今でこそ文豪!というイメージだけど、けっこう手広く色々書いてるものなんだな。 不感症を訴える謎多き美人女性患者についての、カウンセリング医の手記のような話。 精神...
新潮社 (1952年03月)
三島由紀夫面白い。 身分の差というものをすごく感じた作品。 愛、というものについて葛藤したり悩んだりするのって 身分というか自意識というか、そういった知的な要素も絡んでくるのかも。 誰かと番いになるということは、そういう理論的なものなんて関係...
新潮社 (1966年07月)
タイトルに惹かれて?借りて帰ってきた作品。 三島由紀夫といえばわりと最近に『永すぎた春』を読んだ。 意外に肌に合う文体で、本作もすらすら読めた。 ふたりの男とひとりの女の話。 ひとりの男は傷害罪を犯して刑務所に入所していた。 ひとりの男は頭を...
新潮社 (2008年08月)
大好きな小川洋子さんの、対談本。 この手の対談本って、同じような内容になりがちな気もする。 面白いんだけど、なぜかなかなか読み進まなかった。 宗教的な話になってしまうのも少し苦手。 でも、生きていくために、あらゆる出来事に物語を作り上げると...
絲山 秋子
新潮社 (2008年09月)
どういう話の展開になるんだろう?と思いながら読んでいたらあっという間に読了。 年上女性に翻弄される話? 女友だちが恋人に変わる話? アルコール依存症の話? 宗教の話?などなど、二転三転。 読み進めるごとに、意外な話の展開になるので面白かった。 ...
鎌田 實
集英社 (2006年05月19日)
この作品が、がんばらない3部作の2作目だったらしい。 すごく良かった。たくさん涙して、自分の回りの大切な人のことをたくさん想った。 雪を食べたい、と言う認知症のおばあちゃん。 子供のためにおにぎりを握ってあげる、末期がんのお母さん。 どの話も...
千原 ジュニア
講談社 (2008年03月29日)
温泉旅館になぜか置いてあったので、読んでみた。 ベストセラーになった前作「14歳」は未読なんだけど、まあいいかということで。 字が大きいのであっという間に読み終えた。 けっこう波乱万丈な人生歩んできてるんだなーという素直な感想。 そんなひどい...
集英社 (2008年02月20日)
前作ほどは号泣しなかったけど、すごく共感できる言葉にたくさん出会えた。 生きることとは、家族とは、幸せとは? 読みながら、何度も自分に問いかけた。 「今」を丁寧に、大切に、感謝しながら生きること。 当たり前のようで、なかなかできないことを思い...
アン デヴソン Anne Deveson
晶文社 (1995年05月)
職場から借りてきて読んだ。 統合失調症の息子と向き合った母の手記。 統合失調症の患者とは普段職場で何人も接しているけれど 家族という立場から見ると全く見え方が違うものだと思った。 壮絶。 病気と、そして社会との戦いの日々。 国は違えど、抱え...
集英社 (2008年04月02日)
この人の書く文章は静かで良い。 久しぶりに読んだけどやっぱり良いな、と思った。 一言で言うと旦那さんが不倫する話。 この人をずっと好きでいられるのは私しかいない、というような旨のモノローグが印象的だった。 胸が痛い。 最終的には別れの方向へ...
集英社 (2003年06月20日)
大切なひとから借りた本。 がんばらない、と言えるのは本当にがんばった人だけ。 だから自分は、しっかりがんばろうと思えた。 どの話も泣ける。久しぶりに本を読んで号泣した。
五木 寛之
ポプラ社 (2007年11月)
さすが五木寛之だなあ、という感じ。説得力がある。 三冊のノートの話が良かった。鬱になったら実践してみよう。
講談社 (2008年06月26日)
あっという間に読了。 主人公の女の子のようなエキセントリックさは自分にはないけれど 主人公の女の子が好きになる男の子の魅力というのには妙に共感。 個人的に、胸がぎゅっとなる描写が所々にあった。
石川 信義
岩波書店 (1990年05月21日)
職場の友だちに借りて読んだ一冊。 勤務先の精神病院についての描写もあり、興味深く読んだ。 開かれた、とは地域の人々に開かれているという意味。 確かに自分の年代であっても、昔の方が普通に生活の中で精神疾患をもつ方々と触れ合っていたと感じる。 「...
麒麟・田村裕
ワニブックス (2007年08月31日)
職場で回っていたので、せっかくなので読んでみた。 自伝的小説は評価しにくい…。お疲れ様でしたね、て感じ。 お笑いの人が書いた本としては、『陰日向に咲く』が一番良かったなあ。
鈴木 義幸
日本実業出版社 (2008年04月24日)
友だちから借りて読んだ。 コーチング系統の本をちゃんと読んだのは初めて。 言われてみれば、まあ当たり前といえば当たり前のことが書いてあるのだけど 改めてこういうことを意識するのは確かに良いのだろうな、と思った。 実践できるかできないかは謎...
原田 マハ
宝島社 (2006年03月20日)
無理があるよ、ありえないよ、と思ってしまう自分はきっともう心が曇ってしまったのだろう…。 登場人物の誰にも共感できなかったため、いまいち乗り切れないまま読了。 映画化しても観ないだろうなと思う。 ところで、原田といえば原田宗典だよなあ、と思っ...
茂木 健一郎
PHP研究所 (2007年12月04日)
頭のいい人の、頭のいい理由が分かった。 それを自分で実践できるかはまた別問題。 それにしてもあっという間に読めた。 茂木先生の術中にまんまとはまってしまった感じだ。
桜庭 一樹
文藝春秋 (2007年10月30日)
時系列がどんどん下っていく書き方が面白い。 救いようがないほど絶望的な話。
新潮社 (2007年08月)
これまで読んだ島本理生作品とは少し毛色が違う。 弱い大人の姿をみた、という感じ。
帚木 蓬生
新潮社 (1997年05月)
序盤の入院生活の描写が単調で飽きる。 実際、一度飽きて途中で読むのをやめた。 図書館で借りた本だったので、そのまま返却。 たまたま職場の友だちが持っていたので、貸してもらって最後まで読んだ。 事実は小説より奇なり、というのはこういう時に使う...
大田仁史 NPO法人全国失語症友の会連合会
エスコアール (2008年02月20日)
失語症の方とのコミュニケーションのヒントになればと思って読んでみた。 配偶者が失語症になってしまったことで、より夫婦の絆が深まったという言葉が印象的だった。 わかってあげたい・わかってほしい、というお互いの思いがあるからこそ、伝えたいことを受け...
向谷地 生良
いのちのことば社 (2006年03月22日)
以前に読んだ『べてるの家の非援助論』が良かったので読んでみた。 先書よりも少し、宗教色が前面に押し出されているような印象を受けた。 しかし精神疾患をもつ人たちが、自分の病を自分で研究し、付き合い方を見つけていくという「当事者研究」という試みはす...
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