思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫 え 8-1)

著者 :
  • 光文社 (2007年6月1日発売)
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感想 : 629
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タイトルに惹かれて購入。
さすが江國さん。三姉妹のそれぞれの性格ごとに恋愛観があって、でも根本的にタイトルと同じ家訓のところからぶれてない生き方。

姉妹それぞれに歪んでると思えることがあるけど、人との付き合い方に平均って無いから、
この考え方はおかしいって断じることができないのが、人間の複雑さだよなぁって思う。
彼女たちは自分達を波乱万丈な生き方をしてるとは思ってなくて、それがまた彼女たちのタフさを物語っているように感じた。楽しん(愉しむ?)だもの勝ちとはよく言ったものだ。

白黒はっきりつけたがる私は、長女のDV夫への考え方が全く理解できないけど、でもこういう人っている。そして昔迷惑かけられたから読んでるとイライラするのかもしれない。
まだまだ成長の余地あり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 江國香織
感想投稿日 : 2016年7月29日
読了日 : 2016年7月29日
本棚登録日 : 2016年7月29日

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