「五人の男」とは、勝子吉(父)、島田虎ノ助(初恋)、佐久間象山(夫)、勝麟太郎(勝海舟)、村上俊五郎です。
最期の村上俊五郎は「虎尾の会」の会員で、維新前後から勝海舟の腰巾着と言われた人です。
http://www.navishonai.jp/hachiro/jinbutu/hito1_murakami.html
この小説では結婚はしていません。
作者の「諸田玲子」は以前矢口さんが紹介された、井伊直弼の密偵「村山たか」を女性の視線から取り上げ、井伊直弼の生き様を描いた「奸婦にあらず」の著者です。
この本でも女性の視線から幕末の混乱期が描かれ、勝海舟を今までと違った目で見ることが出来ました。
私の大好きな作者の一人で、現在放映されているNHK大河ドラマ「江」は田淵久美子さんの作・脚本ですが、諸田玲子さんの「美女いくさ」の方が私は好きです。
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M森さんおススメ!
- 感想投稿日 : 2011年3月30日
- 本棚登録日 : 2011年3月30日
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