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鹿男あをによし (幻冬舎文庫)についての加藤さんのレビュー


三時三十三分»

忘れぬように

レビュー by 加藤さん

幻冬舎文庫   読み終わった  読了日 : 2011年11月30日  登録日: 2011年11月30日

昨日読み終えた一冊。初・万城目氏である。

数年前にやっていたテレビドラマを先に見てしまったこともあり、そちらのイメージが先行してしまった。

ドラマは意外と原作に忠実に描かれていたんだな。
ドラマの結末ははてどうであったか。正体が分かったのは別の方法だったと記憶しているが。
途中長く感じたところもあるが、読みにくくはなかった。

大明神やナマズ、鹿に狐に日本の歴史も絡んでくる。びいと鳴くとまできたか。日本神話から坊ちゃんまで、知識が広いな。

奈良の都、悠久の歴史に思いをはせる。日本を守ってきた鹿。
その起源と過ぎていった時代たち。それも非常に興味深い。どのような人々に出会ってきたのか。

途中、歴史教師の藤原君が、

飛鳥時代にタイムスリップして三十分でいいからこのへんを散歩できたらなあ、これから百年かけてわかることが一瞬にしてわかるのに

と言う。主人公はずぼらなアイデアと称したが、これは歴史を研究されている多くの方の願いではないかと思う。

解説は、ドラマでリチャードをされた児玉清さんである。こちらもこの本を読みたくなった理由の一つである。

今、この物語を読むと、どうしても三月のことを思い出してしまう。大明神さんはどこへ行っていたのか。 レビュー登録日 : 2011年11月30日


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