美術は美術のみで成り立っているわけではない。それをめぐって織り成され、交錯する言説の数々によってもまた成立しているのだ。というのが、本書の大前提にあるとは思う。
ただし、読んだのもずいぶん前のことになるので、再読し、レビューを書き直したい。とにかく、物事の本質をすばやく掴み、抉り出しながら、淡々と論じる著者の文体は素晴らしい。ちなみに論じられる対象は、ボードレール、クールベ、セザンヌとスーラ、象徴派、新印象派など。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年6月8日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年6月8日
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