「逆説の日本史」が編年体であるのに対して、こちらは紀伝体というか、あるテーマを深堀している。今回は一神教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教がテーマ。
ユダヤ教やキリスト教は、初詣に神社に行くだけの不信心な日本人にはわかりにくい点があるとはいえ、その成り立ちも含めある程度の知識はある。一方、イスラム教はそうはいかない。
昨今の新聞等のメディアで断片的に目にするだけのイスラム教について、実にわかりやすい解説書になっている。
「世界史」の本としてではなく、宗教解説本としても十分に興味深く読める。
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- 感想投稿日 : 2016年7月11日
- 読了日 : 2016年7月12日
- 本棚登録日 : 2016年7月11日
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