ローマ人の物語〈9〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(中) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2004年8月30日発売)
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前巻でカエサルが「起ち始めた」わけだが、今巻ではガリア戦役が始まり、よりいっそう盛り上がってきた。『ガリア戦記』をぜひとも読んでみたくなったので、今度図書館で借りてこよう。読み進めるにつれ、カエサルという人物をより深く理解でき、ますます彼に惹かれることだろう。的確な指示を素早く下せる能力とそれを可能にする知識や視野については、現代に生きる僕達が学ぶことも多くあるに違いない。ライン川を超えたり、ブリタニアに上陸したりと、野心と好奇心には実行力が伴ってこそだということを知らしめられた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年7月20日
読了日 : 2015年7月20日
本棚登録日 : 2015年7月9日

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