サッカーのアウエー試合を応援に行く飛行機の中で読みました。
読み進むうちに引き込まれて、ヨーロッパの知らない国、どちらかというとマイナーな国々の古びたスタジアムの光景が目に浮かんできて、イメージが頭の中いっぱいに浮かんできました。北アイルランドのスタジアム、東欧のスタジアム、引退したGK。
アイルランドのエピソードはサッカーと宗教や政治がいやおうにも切り離せないものだと思い知らされます。
クロアチアの章ではいきなりモドリッチとクラニチャルのエピソードが出てきました。(これどこかで読んだことがあった・・・)
サッカー好きなので、試合の中身の話ももちろん好きですが、宇都宮さんのこの作品は試合ではなく、サッカーをとりまく様々な背景をご本人の視点と感覚で描いたもの。ゲームの世界では絶対味わえない血や肉を感じさせてくれるすぐれたサッカー紀行でした。現場主義の私はこういう作品、好きです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
スポーツ
- 感想投稿日 : 2011年11月30日
- 読了日 : 2011年11月30日
- 本棚登録日 : 2011年11月30日
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