嘘らだけのシリーズの第5弾。
倉山氏が最も書きたかった英国について綴った一冊。
対日本という立場ももちろんあるが、基本的には英国の頂点を極めた17-19世紀、そして2つの大戦で植民地支配の権益を失った20世紀について書かれている。
英国が一見、議会制民主主義を何世紀も貫いてたた様に見えつつ、実際には何度も王権との相克があり、諸外国との戦争もあり、それでも世界に覇権を築いた理由がよくわかった。
また、倉山氏が繰り返し指摘してる通り、第二次大戦の方策を誤ったことにより、勝者は米英ではなく、ソ連と中共となってしまったということも再確認した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2016年8月8日
- 読了日 : 2016年8月8日
- 本棚登録日 : 2016年8月8日
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