読んだ本を覚えてられなくて...
gizumo1010さん
宮部 みゆき
文藝春秋 (2007年08月)
読み終わった
海堂 尊
新潮社 (2010年03月)
子宮の奇形で子供を産めない産婦人科医師の母親が代理母出産することに。3個の受精卵の内2個が着床し、双子の誕生となるが、そこには不妊治療に関わる様々な問題と苦渋の決断と倫理観との葛藤が。
齋藤 智裕
ポプラ社 (2010年12月15日)
俳優水嶋ヒロの初の小説。人生に絶望した一人の男が廃墟と化したデパートの屋上から飛び降りようとした。それを無理やり引き止めた男は「全ド協」の京谷と名乗った。この作品のテーマは「人はどう生きるか」というより「どう死ぬか」。とても読み易い作品。
浅田 次郎
幻冬舎 (2009年11月)
財務省33年勤務のノンキャリアと陸上自衛隊37年勤務の将校がJAMS(全国中小企業振興会)の整理部へ天下りさせられてきた。整理部は時効切れ債権の回収または放棄確認を主な業務としているが、指示されたのは、お茶を飲んだり、本を読んだり、定年まで好きなことをし...
東野 圭吾
講談社 (2011年03月03日)
日本橋の木林像の前で建築部品メーカーの製造本部長の胸にナイフの刺さった死体が見つかり、近くの公園に潜んでいた若い男が警官の職務質問から逃れようと道路に飛び出し、意識不明の重体となる事故に遭った。重体の若者は、殺された製造本部長の財布を持っていた。...
講談社 (2010年05月14日)
小暮写真館だった古い家を買って引っ越してきた花菱一家。そこには、先住の小暮泰次郎さんの幽霊が出るとか出ないとか。4話が掲載されていて、主人公の英一を中心にその仲間達が各話1枚の変わった写真の謎解きを通して、人と人の関わりが良い感じで描かれている。...
片野ゆか
ポプラ社 (2010年04月08日)
北里大学獣医学部の学生を中心とした、不幸な野良犬や野良猫を幸せにしてやるという活動グループ「犬部」。たくさんの犬、猫を部員達が自分のアパートに預かり、引き取り先が見つかるまで世話をしながら勉学に励む。一言で動物愛護と言っても、実践するのはとても大...
角川書店 (2007年07月)
不倫をする奴の気が知れなかった妻子持ちのサラリーマンのどうしようもない場合の不倫物語。一線を越えた不倫の恐ろしさが描かれている。でも不倫って、既に一線を越えてる?
吉田 修一
朝日新聞社 (2007年04月06日)
保険外交員が人里離れた峠で殺された。交友関係には、大学生から出会い系サイトで知り合った男たちが多数。保険外交員はなぜ殺されたのか。捜査線上に浮かびあがる男たちと女たち。さて、本当の被害者は?本当の悪人はだれなのか?ちょっと考えさせられる作品。
講談社 (2010年07月16日)
東城大病院の外科研修医世良は、研修医3年目にして国際学会発表のお供というラッキーに恵まれた。が、本当の目的は、モナコから天才外科医を東城大への招聘を成功させること。その天才外科医は、日本の医学界ではとても受け入れられるとは思えない考え方と生活をし...
桐野 夏生
新潮社 (2008年05月)
いま読んでる
幻冬舎 (2010年07月)
DNAの情報から人相、体格、性格までを割り出すというDNA捜査システムが開発され、犯罪捜査の検挙率が飛躍的に向上した。しかし、それは国民全てのDNA情報が管理されて初めて完全なシステムとなる。そんな中で、このシステムを駆使してもどうしても犯人にたどりつけな...
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年12月01日)
江戸時代に日本独自の暦を作り上げることに生涯をかけた囲碁打ちであり数学者、渋川晴美の怒涛の人生。壮大な事業に携わった実在の人々の生き様が感動的に描かれている。日本の暦がこれらの人々の苦難の末に作られたというのは、我々現代人には知る由もなかったので...
角田 光代
中央公論新社 (2007年03月)
愛した人の赤ちゃんを衝動的に盗み出し、自分の子供として育てながら4年あまりの逃避行。
藤谷 治
祥伝社 (2010年07月22日)
渋谷のモヤイ像の前、一人の老人が倒れた。たまたま居合わせた若い男が介抱したら、自分の孫と思い違いをした老人から、「金のなる木」の在りかを聞いてしまう。そして、傍にいながら、素知らぬふりをしていた、ギャルとエセセレブ夫婦と贈収賄政治家の息子であり秘...
太田 光
新潮社 (2010年10月29日)
爆笑問題の太田光の作品。爆笑小説かと思いきや、なんともメルヘンチックなメッセージ性の強い小説でびっくり。凡人とは少し違った感性を持っていると思ったら、小説にもそれが表れているよう。 感性が特異なだけに、作品への感想もなんとも言えない。
三浦 しをん
文藝春秋 (2009年10月)
まほろ駅前で営む多田便利軒には超汚い部屋の掃除、庭掃除、遺品整理などなどさまざまな依頼が飛び込む。それらの依頼で係る人たちの日常とさまざまな事情を描いた作品。
徳間書店 (2009年05月15日)
神去村は三重県中西部、奈良との県境近くの山村。高校を卒業した直樹は、担任と家族に半ば騙されて林業の山村に送り込まれた。最初は脱走を試みていた直樹だが、山林を守り、山に生きる神去村の生活に何かを感じ始める。「なあなあ」の言葉で現わされる神去村の文化...
伊坂 幸太郎
お母さんは一人、お父さんは4人。この状況を受け入れるのは大変だろうなぁ。でも由紀夫は幼い頃から個性豊かな4人のお父さん達に世の中で生きるためのいろんなことを教わって来た。そしてお父さん達も由紀夫を守るために一生懸命。ウザイと思いながらも、やがてお...
光文社 (2010年01月20日)
スポーツの才能は遺伝するのか?オリンピック代表の経験を持つアルペンスキーヤーの娘の能力の秘密を遺伝子から研究しようとしていた。そこに起きた事件と長く隠されていた過去の真実。才能は活かされてこそ才能。才能を活かすのは努力かな?
実業之日本社 (2010年10月05日)
村上 春樹
新潮社 (2010年04月16日)
天吾くんと青豆さんが入り込んだパラレルワールドは、二人が再び逢うために存在していたようだ。二人が出会うためのおぜん立てにしては、ずいぶん遠回りだったような気がする。
真保 裕一
新潮社 (1995年09月)
織田裕二主演の映画の原作。日本最大の貯水量を誇る奥遠和ダムの運転員富樫と吉岡が吹雪の中、二人組の遭難者の救助に向かったが、無理に遭難者を救おうとして吉岡が命を失ってしまった。その後、奥遠和ダムを訪れる吉岡の婚約者の案内をするために富樫が待ち受ける...
講談社 (2009年08月26日)
専門店に客を奪われ、存在意義が薄れかけた老舗デパートの鈴膳、創業100周年祭最後の土曜日の夜、自殺志願、暴力団関係者に追われた元警察官、家出をして来た高校生の少年と少女等など、それぞれの事情を抱いた男女が、引き寄せられるように鈴膳デパートにやって...
近藤 史恵
新潮社 (2007年08月)
自転車ロードレースのあるチームを襲った3年前の事故とその原因に対する疑惑。レース中、有望な新人がチームエースとの走行トラブルにより、下半身不随の重傷を負ってしまったのだ。誰もが、エースの座を脅かす新人に対してチームエースが故意に引き起こした事故であ...
荒木 源
小学館 (2010年02月05日)
シングルマザーの遊佐ひろ子は、コンピュータシステムのSEをやりながら保育園児の友也を育てている。ある日、息子の遠足に遅れそうになりながら急ぐ道すがらお侍の格好をした男を見かける。彼は180年前の江戸時代からタイムスリップした木島安兵衛だった。その後、安...
池上 永一
角川書店 (2005年09月23日)
それほど遠くない未来の東京には、半世紀をかけて尚まだ建設中の巨大な空中都市アトラスと森林に浸食された地上があった。炭素排出量に従って課税する炭素経済世界で優位に立とうと、政府は性急な緑化を進めるが、空中都市に移住できず、地上で異常な進化を遂げる植...
岩崎 夏海
ダイヤモンド社 (2009年12月04日)
マネジメント手法を駆使して、弱小野球部を甲子園へ導く高校野球部の女子マネージャー。こんなに上手く行けば、世の中のマネージャーの苦労は十分の一になるんだけどなあ。でも、まずは実践が大事であることは間違いない。
角川グループパブリッシング (2008年08月28日)
幕末から明治維新へと激変を遂げた日本の波を受けて、500年の歴史と独自の文化を誇る琉球王国がその幕を閉じるまでの激動の時代を真鶴は駆け抜けた。上巻に輪を掛けた激動の展開。王宮は男と女の暮らす場所が完全に分離されていて、女の世界が江戸の大奥の様で興味深...
J.M. ディラード J.M. Dillard
早川書房 (1993年09月)
今から46年前に日本でもテレビドラマ放映がなされた名作。確かにテレビでやってた記憶が微かに。本書は17年前に社会環境を現代化したリメイク版。妻の殺人犯にされてしまった外科医が、真犯人を捜して逃亡を続け、遂に衝撃の真実にたどり着くという物語だが、逃亡者...
沖縄が琉球王国だったころ、王宮である首里城は龍の巣だった。深い眠りからふとしたはずみで起こされてしまった龍があばれる嵐の日に壮大な運命を背負った一人の少女、真鶴が誕生する。類稀なる才能と美貌を備えた彼女は、父の悲願を叶えるために、宦官と偽り、男と...
道尾 秀介
幻冬舎 (2009年08月)
道尾秀介の「真備シリーズ」の初短編集。「真備霊現象探求所」を訪れる人達や彼らに相談を持ち掛ける人達の悩みを何らかの形で解決していく、五つの短編。いずれも、ちょっとした謎解きの趣があとをひく、軽い読み応えの作品。
和田 竜
小学館 (2007年11月28日)
戦国時代、天下統一を目指す豊臣秀吉が腹心の石田三成に命じたのは武州 忍城攻め。忍城を守る兵力は城下の農民を含めても2千。これに対して、三成は2万の兵力で圧倒的な強さで攻めた・・・はずだったが、ついに忍城を落とすことが叶わなかった。2千の兵と城外の農民...
講談社 (2009年09月18日)
これは面白い!!東京は日本橋界隈で起きた殺人事件の捜査に加わった新参者の加賀恭一郎が、事件に直接関係するとは思えない謎を解きながら、事件の真相に迫る。刑事の仕事は事件の解決だけでなく、事件に係わった人たちの心のケアも大切な仕事だというのが心に響く。
新潮社 (1989年05月)
スキージャンプ界の天才ジャンパーが毒殺された。なぜ天才ジャンパーは殺されなければならなかったのか。その背景にはジャンパーをより長く飛ばせるための鳥人養成計画があり、競技スポーツの強さを追求し続けるが故の科学偏重と人間性の維持をめぐる、競技に携わる...
万城目 学
文藝春秋 (2009年02月26日)
大阪には巨大な組織があった。それは大阪国と呼ぶ豊臣秀吉の末裔を守るための組織だが、組織員は大阪に住む一般男性市民。しかもその組織は、合図が発せられるまではその存在を発現することはない。会計検査院の3人の調査官が大阪でOJOという社団法人の検査に赴...
講談社 (2006年07月25日)
認知症の老母と我儘で堪え性の無い中学生の息子をもつ家族を襲った突然の少女殺人事件。犯人である中学生の息子を守るためにとった夫婦の偽装工作を加賀恭一郎が暴いていく。偽装工作の裏に隠されていたもう一つの偽装が事件の真相を暴きだすという巧妙なストーリー...
徳間書店 (2007年05月)
時間鉱山に居残ったD・Bのマッキーの探索特命を受けたマエストロとシェンは、地球での交通事故で生死を彷徨うヒロムという少年とやはり地球で心中を図ったユキオとノリエに遭遇する。時間鉱山ではそこにいる者の記憶や思念が形となって現れる。そこに迷い込んだ彼ら...
徳間書店 (2006年03月)
地球とは異なる位相にあるテーラから意識だけの存在になって脱走した凶悪犯を追うD.Bのマエストロとシェンは厄介なミッションに就いていた。親に虐待されているタカシという子供に潜り込んだモズミを追っていたのだが、モズミはタカシを守り、救おうとしていたのだ。...
群 ようこ
幻冬舎 (2006年01月)
ヘルシンキの街角にオープンした「かもめ食堂」のお薦めメニューは日本のおにぎり。店主は単身日本からやってきた38歳の女の子。でも開店当初は日本の「ガッチャマン」を愛して止まないトンミ君一人。やがて、訳ありの日本人オバサンが次々に店を手伝うようになり、...
新潮社 (2009年05月29日)
「くうきさなぎ」と「リトル・ピープル」の正体が少しずつ明らかになっていくが、その存在の意味、理由はやはりわからない。青豆さんと天吾くんは互いを思う気持ちに気付き、出会いを願いつつも相変わらず接点がないまま。しかし彼らは、空に月が二つ浮かび、「リト...
新潮社 (2006年09月21日)
箱根駅伝への出場を目指し、その夢を達成する大学生達のクールで熱い物語。寛成大学の学生達が暮らす竹青荘の住人達10人は4年の清瀬をリーダーに半年後の箱根駅伝を目指すことに。半数以上は陸上の未経験者という無謀なチャレンジ。みなそれぞれ個性が豊かな住人...
スポーツジムにインストラクタをやりつつ非合法な犯罪に手を染めている青豆さんと小説を書きながら予備校の数学教師をやっている天吾くんのストーリーが交互に何の繋がりもなくパラレルに進行する。やがて二人の関係は見えてくるが、二人は接点のないままある不可思...
中場 利一
集英社 (2010年02月26日)
映画化もされた「岸和田少年愚連隊」の著者、中場利一の岸和田シリーズ。だんじり祭りに命を賭けてると言っても過言ではない岸和田の人々の生き様を活き活きと描いた、熱く、甘く切ない青春グラフィティ。やりたい事もなく、人づきあいも苦手な少年ヤマトが青年団に...
井上 靖
新潮社 (2005年12月20日)
友人同士の2人の登山家が大晦日に穂高の氷壁に挑むが、ザイルが切れて一人が転落死してしまう。彼は不倫関係にある人妻との関係に終止符を打つために自殺したのか、それとも本当にザイルが切れたのか。自殺をするはずがないと信じる主人公は、ザイルの強度実験も行う...
大石 圭
角川書店 (2004年09月)
韓国のごく平凡な27歳のサラリーマンが、4歳の娘の誕生日にプレゼントを買って帰る途中、突然姿を消してしまった。気がついた時には、5メートル四方の檻の中に一人監禁されていた。その理由も期限も伝えられぬまま、延々15年の歳月が過ぎようとしていた。そし...
山田 宗樹
角川グループパブリッシング (2009年04月25日)
死ぬつもりは無いのに、体が勝手に電車に飛び込もうとする。広告業界で活躍していたクリエイティブ・ディレクターは、不倫相手の夫の電車への飛び込み自殺を契機に、自分も電車への飛び込み自殺衝動に悩まされ、精神科医の治療を受けることになる。自殺衝動に悩まさ...
毎日新聞社 (2009年02月14日)
「英雄」という言葉にはポジティブなイメージがピッタリだけど、言葉は裏腹、表裏一体。お兄ちゃんは裏の世界に魅入られてしまい、しかも現実世界に戻れない世界に行ってしまったのだ。所謂パラレルワールド、創作された物語の世界も、現実に生きて来た人生すらもそ...
ごく普通の小学生生活を送っていた女の子に訪れた突然の事件。お兄ちゃんが友達に怪我をさせて失踪してしまったのだ。あんなに優しくて理性的なお兄ちゃんががぜ?そこには誰にも言えない深い訳が。そしてもう一つ、英雄の書に隠された深い訳が。お兄ちゃんの失踪の...
新潮社 (2009年05月)
両親を亡くし、継母との関係がうまくいかない兄弟は、実の母親が死んだのは、継母のせいではないかと疑う。やはり両親を亡くし、継父との関係がうまくいかない兄妹は我慢の限度を超えた継父の怪しい行動に疑惑を深め、兄は継父の殺害を企てる。そして継父は死に、降...
湊 かなえ
東京創元社 (2009年06月11日)
ある田舎町の小学校で起こった小学生の殺人事件に居合わせた同級生4人に被害者の母親からつきつけられた贖罪の約束。15年の時効を目前にして、同級生4人の全てに悲しい殺人の連鎖が巻き起こる。それは贖罪の約束に囚われた心の闇によるものか。しかし、被害者の母親...
山本 弘
角川書店 (2003年11月)
困った時に神頼みをしたり、神様に願掛けをしたりするけど、神様は願いを聞き届けてくれるのか。そもそも神様は何者か?というとても難しい問題を幼い頃に土砂崩れの災害で両親を亡くした兄妹が解明していく。UFOやスプーン曲げなどの超常現象は神からのメッセージだ...
奥田 英朗
集英社 (2007年04月05日)
突然の会社の倒産を機に主夫にめざめるサラリーマン、専業主婦の秘かな楽しみなど、家庭や家族にまつわるコミカルな短編集。ノリが軽いので、気楽に読めるおやつのような作品。人は予想外の思いやりに感動したり、幸せを感じるものだってこと。
小川 竜生
徳間書店 (2000年09月)
ある一人の犯罪者の死亡記事から始まり、その犯罪者が死亡するまでの波乱の人生が描かれているこてこてのやくざ小説。任侠と裏切りが共存する、とてもじゃないけどついて行けない世界。だけど読み始めたらついつい読み続けてしまうのは刺激を求めているからだろうか...
講談社 (1999年04月)
突然の幼女失踪事件を機にさまざまな人達の人生が変わる。一貫して描き出されるのは、人の孤独感と裏腹の寂しさ。それにしても重い、暗い、気の重くなりそうな作品。
百瀬 しのぶ
小学館 (2008年07月04日)
チェロで生きて行こうと決めてた大悟が突然の楽団解散で職を失う。高価なチェロを売払い、実家のある山形へ引っ越し、職探しをするうち、それとは知らず納棺の職に就くことになる。読み進めるうちに涙腺が刺激をうけてしまう、やさしい愛を感じるお薦めの1冊。
光文社 (2002年11月19日)
某自動車会社の副社長に恨みを持つ取引会社のイベントプランナーが、思いもかけず副社長令嬢と共謀して狂言誘拐を企てることになった。綿密な計画と慎重に慎重を重ねて実行した狂言誘拐は見事成功。3憶円の身代金をまんまとせしめるが・・・。その裏にはこれまた意...
五十嵐 貴久
文藝春秋 (2005年01月15日)
最新設備を駆使して建設されたテレビ局が武装集団にジャックされた。数日前にプロポーズされたばかりの経理部のOLが銃器で破壊された高層ビルの窓から転落。絶対絶命と思いきや、数メートル下に放置されていた窓掃除用のゴンドラに。九死に一生を得たOLが人質になっ...
今野 敏
中央公論社 (1996年09月)
営団地下鉄霞が関駅で爆弾テロが発生。爆破効果を知りつくしたプロの仕業。そして、渋谷でも2つ目の爆弾テロが発生。しかし、犯人からの要求は何もない。犯人は、海外で傭兵としていくつもの戦地で戦い続けた爆弾のスペシャリスト。彼の目的は何なのか?警察は犯人...
幻冬舎 (2000年11月)
ある銀行の不正をあばくためのガサ入れが失敗した。捜査情報が銀行に漏れたのだ。そこには柔道部の先輩後輩というしがらみを利用した悪意が。そして殺人事件へと発展する。殺人事件の捜査にあたる刑事は自分のグレた息子が事件に関わっていることに気づく。サスペン...
中央公論新社 (2004年02月)
非行に走る少年達が次々と殺されていく。しかも武道を極めた技術と明らかな殺意によって、1滴の血も流さずに。東京、横浜で発生した事件は、同一犯によるものか。動機は何か?警視庁と神奈川県警の刑事とその情報屋、暴走族相州連合の元総長、役小角が転生した高校...
集英社 (1997年10月24日)
大東流合気柔術の中興の祖と言われる武田惣角の武者修行時代を描いている。時は明治初期、武士の時代が終わりを告げる頃、西郷隆盛が起こした西南戦争に武士の再興を期待した惣角は、政府軍との戦いに参画しようとするが、もはや時代の流れに逆らえないことを理解し...
劇団ひとり
劇団ひとりの連作小説。いくつかの物語が書かれており、主人公はそれぞれ違うが、関連したストーリーとなっているのは面白い。なんとなく著者の経験が織り込まれているような、無いような。ちょっと涙を誘う流れのラストに芸人らしいオチがあり、なかなか面白い小説。
新潮社 (2008年03月)
東城大学医学部を卒業し、帝華大学に入局した産婦人科医の曾根崎理恵は顕微鏡下人工授精のエキスパート。発生学の講義を学生に行う傍ら、マリアクリニックで産婦人科医として5人の患者の主治医を務める。そんな中、不妊に悩む患者に人工授精治療を施すが、代理母出産...
畠中 恵
新潮社 (2009年07月30日)
毎度お馴染み、長崎屋の超虚弱な若旦那が今度は目の光を失ってしまう。それが神様の仕業とは。神様は人を救うばかりではない存在なのか。神も仏もあったものではないと言うけれど、神も仏もあるからこそ起きる惨事があるのかもしれない。 しゃばけシリーズのほんわ...
毎日新聞社 (2009年04月15日)
ある日の13時13分13秒からの13秒間に発生する時空の歪。その時間帯に存在するすべての生物が因果の意識無く、その時の状態により二分される。何人かの人間を残して他の人間と動物が全て消え去った世界で、残された人々は壮絶な天変地異に翻弄される。やがてその世界...
宝島社 (2008年11月07日)
怪しい宗教組織での異常死を発端に医療事故の原因究明に有効なのは解剖かエーアイか、医療現場と法医学それぞれの思惑がぶつかりバトルが展開される。根本には厚労省の思惑があるようだが、患者のことを考えているのは誰か?話が大きく、日本の医療制度そのものの問...
重松 清
角川グループパブリッシング (2008年10月31日)
幸せの絶頂から突然の悲劇に見舞われた父と息子。情は深いが人付き合いには不器用な父と母親譲りの優しい息子との物語。地元の幼馴染や父の仕事仲間達の深い愛情に支えられながら、懸命に生きていく。全編に渡って涙腺を刺激される。父親ヤスの意固地になる姿が自分...
宝島社 (2009年02月20日)
東城大学医学部付属病院の速水がジェネラル・ルージュと呼ばれるようになったデパート火災。そこには若き日の面々が登場。後半は筆者の生い立ちと執筆生活の紹介、彼の作品の相関関係、登場人物の相関関係など。魅力的な作品を作り出すということは、大変な作業をや...
宝島社 (2007年04月07日)
「ナイチンゲールの沈黙」と時を同じくして進行する東城大学医学部付属病院のもうひとつの物語。救命救急の現場はまさに戦場。将軍(ジェネラル・ルージュ)の異名を持つ救命救急センター部長速水の采配は実に鮮やか。現場で戦う医師や看護師の仕事にかける情熱がま...
内館 牧子
幻冬舎 (2002年12月)
筆者は横綱審議委員のあのおばさん。三井重工業で13年間のお茶くみ、コピーに見切りをつけて、脚本家に「飛んだ」人。本書では、「飛んだ人」「飛ばなかった人」「飛べなかった人」「飛んで良かった人」「飛ばなくて良かった人」「飛んで後悔した人」達の様々な思...
恩田 陸
光文社 (2002年04月)
自ら望んだ訳でもないのに、超能力研究のために特殊な力を与えられた子供を捕らえようとする組織と守ろうとする組織の目的は何か。そして当事者の遥は成長とともに、自分の境遇に疑問を抱き始める。何のために自分は生まれて来たのか。その答は見つけられるのか。特...
文藝春秋 (2008年10月23日)
結婚して1年たっても子供が出来なかったら別れようと告げられて結婚。献身的な妻として尽くしてきたが、子供は出来ず、離婚を告げられた数日後、主人はヒ素の入ったコーヒーを飲んで死んでしまう。ヒ素はどうやって誰が仕込んだのか?今回も湯川の推理が冴えるが、...
文藝春秋 (2005年08月05日)
妻が余命を宣告され、静かにその日を迎える。妻への激しい哀惜の想い、子供達の悲しみが綴られて涙なくしては読めないかと思ったら以外に冷静に読めてしまった。その日の前後に関わる人たちの十数年前の物語から始まる。余命を宣告されたら、その日を迎えるために何...
梶 よう子
文藝春秋 (2008年06月24日)
時は幕末、奉行所同心、中根興三郎は武芸の才もなく、役所では名簿作りの閑職を与えられ、趣味は朝顔作りという冴えない独り身。朝顔作りへの情熱だけはどこの誰にも負けない彼は、朝顔に認められた者に、一生に一度だけその姿を見せるという黄色い朝顔作りの夢を追...
内田 康夫
講談社 (2007年12月15日)
太平洋戦争終戦間近の日本は、B29の無差別攻撃により焼け野原と化していた。若き戦闘員武者中尉はパイロットと共に、夜間攻撃用戦闘機「月光」に乗り込み、2機のB29を撃墜するが、「月光」も被弾し、2人共負傷してしまう。命の危機に苛まれながらも厚木基地へ帰還...
宝島社 (2006年10月06日)
おなじみ愚痴外来のグッチーと嫌われ者の敏腕、白鳥捜査官が殺人事件の謎を解く。舞台は東城大学医学部付属病院の小児科病棟。レティノ(網膜芽種)にに侵された2人の少年を担当する看護師 小夜は歌の名手。しかし、その歌声には驚くべき力が・・・。期待通りの面...
赤川 次郎
小学館 (1993年09月)
姉の婚約にはある秘密が。そして次々と災難がふりかかってくる。元はと言えば家族間の優しさと思いやりが招いたトラブルと言えなくもないが、やっぱり優しさと思いやりが家族をトラブルから解放したということかな。
角川グループパブリッシング (2008年07月30日)
袋物屋の三島屋に訳有って身を寄せているおちかは主人夫婦の姪っ子。辛い過去からおちかを救うために主人の伊兵衛が始めたのは、人の辛い物語をおちかが聞き手となって語らせるとう趣向。
ヴィッキー・マイロン 羽田詩津子
早川書房 (2008年10月10日)
アメリカ合衆国アイオワ州のスペンサーという小さな町の凍てつくような寒い朝、図書館の図書返却ボックスに放り込まれていた子猫が図書館で暮らした18年間の物語。18年という長い歴史を語っているせいか、堅めの表現とアメリカ人特有?のジョークがなじめない。...
講談社 (2008年03月05日)
夜中にこっそりとペルセウス座流星群を見に出かけた3兄妹が雨に降られて帰ってくると、両親は何者かによって殺されていた。大きくなったら必ず犯人を見つけて復讐をしようと兄妹達は誓う。成長した兄妹達は巧妙な詐欺を繰り返しながら生活していたが、最後のターゲ...
実業之日本社 (2008年08月01日)
大学入学と同時に知り合った個性的な4人の友人達との大学生活。若いが故の好奇心と思いもかけない事件、恋、超能力。「砂漠に雪を降らせるんですよ」という思いは世の中はどうせこんなもんだという諦観の境地に一石を投じようというチャレンジ精神。学生から見た社会...
講談社 (2008年09月12日)
弟の潤也と暮らす会社員の安藤はある日、自分の念じた事を他人に喋らせる力を持つことに気が付く。日本の政治経済の革新に意欲を燃やす新鋭政治家の思想に危惧を抱いた安藤は自分の力を使おうとするが、・・・・。明確には語られない特殊な能力の存在。一般社会の何...
文藝春秋 (2008年02月08日)
死神のお仕事、それは7日後の死にノミネートされた人間に7日間密着調査し、本当に死を与えるかどうかの判定を下すこと。本書では6人の候補者に対して、毎回、年齢、容姿が異なる人間に扮装して密着する死神は人間社会の常識や言葉に疎いくせに、音楽は大好き。密着調...
講談社 (2007年05月15日)
学生時代にたまたま銀行強盗の人質となった鴨井、陣内、長瀬は友人関係となる。その後、陣内は非行少年達を更生させる型破りな家裁調査官に。比較的穏やかなストーリー展開だけど、至る所に布石が敷かれていて、「ああ、そういうことだったのか」と納得する場面が盛...
角川書店 (2007年06月)
妻を殺された元教師の鈴木が、犯人に復讐するために、その父親が経営する怪しい会社に潜り込んだ。しかし、復讐すべき相手が目の前で交通事故に見せかけて殺されてしまった。それは「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業。そこから「押し屋」をめぐって、蝉、鯨と呼ばれ...
新潮社 (2006年06月)
役所勤めの優しい父、押しかけ女房で元モデルの美しい母、2歳違いの兄弟、泉水と春。この家族を襲った過去の事件を乗り越えて、兄弟二人は大人になった。そのころ、連続放火事件が発生。放火を予告するようなグラフィティアートの出現も。放火とグラフィティアートの...
新潮社 (2005年04月)
プロの泥棒、リストラサラリーマン、父に自殺された青年、不倫相手との結婚を企む女性カウンセラー、それぞれの物語が何の関係もないように進行するが、徐々に交錯しながら全てが繋り、それぞれの物語の謎めいたキーワードが解き明かされる。「オーデュボンの祈り」...
新潮社 (2003年11月)
IT企業の仕事に疲れ、会社を辞めた男がコンビニ強盗で捕まった後、移送中のパトカーの事故で逃走し、気が付いた時には、荻島というほとんど誰も知らない孤島にいた。ここには超現実的な世界があるだけてなく、外界との交流を百年以上も絶ち、島に暮らす人々は何かを...
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