あらためて傑作だなぁと思う。異常にリアルで陰惨な暗いトーンが素晴らしい。
サラリーマンの3大不良債権、家・子供・女房を持たない男板橋君の自堕落な人生観と巻き込まれていく主人公の小掘くんがなんとも惨めです。
絵は今一と思ってたのだが、援交の女の子が「電話の人?」って聞くときの足のねじり方なんて絶品です。これって文章では書けないわけで画の力なんでしょう。うまい絵ではないんでしょうが画力は人間観察の結果なのでやはり鋭いものがあるのでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2010年3月27日
- 読了日 : 2009年5月16日
- 本棚登録日 : 2009年5月16日
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