火宅の人 (下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1981年7月28日発売)
3.49
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本棚登録 : 515
感想 : 53
4

下巻。
読み終わったの、ちょい前なのにもう内容よく覚えていない。笑

今、パラパラとめくってみたら、セノセイさんは萌えるな……とか、檀さんがツイストとは……とか、断片的な記憶。
放埓ぶりは上巻と変わらず。

ただ、最終章まで読んでみて、軽くショックを受けたので下巻は☆4に増量。
「私小説」なので、あらかた真実だと思ってたら、檀先生にまんまと一杯食わされた。いい意味で。
もちろん、「私小説は必ず真実を書かなければならない」というルールなんかないし、無頼派の世代以降?、フィクションを盛り込んでる。

病床で最終章を書いていた、という真実を知っているので、この終わり方にすごく納得した。
と同時に、ポールオースターの『ガラスの街』をこの後読んだので、なにか近いものを感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年11月23日
読了日 : 2016年11月9日
本棚登録日 : 2016年11月2日

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