昨年夏から今年頭にかけてのSF映画まつり、『パシフィック・リム』『エリジウム』『ゼロ・グラビティ』『スノーピアサー』と観るつもりだったんですが、『エリジウム』だけは周りの評判が微妙だったんで劇場では観ませんで、ようやく鑑賞。
ニール・ブロムカンプ監督は前作を観てわかるとおり日本のSFアニメヲタでして、特に80年代のですね、板野一郎とマクロスが好きだってので笑ったんですけど、たぶんスタジオぬえ周辺~横山宏あたりまで好きなんじゃないかなあと思います。今回もSF3Dのファイアフライ~オペレーションΩをパクったようなシャトルが出る。
予告を観た時点であーコロニーかと。どんだけ日本のSF好きなんかいと。お話は前作『第9地区』の格差社会(アパルトヘイト)の続きを『スノーピアサー』とか『イーオン・フラックス』みたいな管理社会ものと混ぜた感じ。一番近いのは2012年版『トータル・リコール』かも。
今回ダメなのはとにかくツッコみどころが多い点。パワードスーツでそんなに強くなるんなら最初っから敵側にも全員着せとけやとw
序盤も地上からのミサイル攻撃とかなんだか色々無茶苦茶な点が多すぎました。話も大して面白くないし。
前作はエイリアンものだったんで、SF考証のハードルが下がって気にならないんでよかったんですけど、今回はハードSFではよくあるような話、ハードSF寄りな内容だったんでアカンかったですね。
マット・デイモンの子ども時代の子役が激似だったとこはおもしろかったです。
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カテゴリ:
SF・異能
- 感想投稿日 : 2014年10月19日
- 本棚登録日 : 2014年10月19日
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