被差別の食卓 (新潮新書 123)

著者 :
  • 新潮社 (2005年6月16日発売)
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本棚登録 : 651
感想 : 87
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被差別部落出身の著者が、世界の被差別民の食文化を追ったルポ。
正直客観性には欠けているけど、紀行文として面白かった。
自らも被差別部落出身というアイデンティティありきで、それがないと成立しないのは分かるが、ちょっと途中しつこく感じた。
ただ、自分も被差別民だと告げることによって毎度取材対象が心を開いていくのを見ると、やはりこの人でないと書けない本なのかもしれない。
逆に、世界の被差別民が日本の被差別民の食事を口にした時の感想を聞いてみたいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年7月17日
読了日 : 2013年7月17日
本棚登録日 : 2013年7月11日

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