被差別部落出身の著者が、世界の被差別民の食文化を追ったルポ。
正直客観性には欠けているけど、紀行文として面白かった。
自らも被差別部落出身というアイデンティティありきで、それがないと成立しないのは分かるが、ちょっと途中しつこく感じた。
ただ、自分も被差別民だと告げることによって毎度取材対象が心を開いていくのを見ると、やはりこの人でないと書けない本なのかもしれない。
逆に、世界の被差別民が日本の被差別民の食事を口にした時の感想を聞いてみたいと思った。
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- 感想投稿日 : 2013年7月17日
- 読了日 : 2013年7月17日
- 本棚登録日 : 2013年7月11日
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