冷戦下のアメリカでソ連のスパイが逮捕される。なんとも人を食ったようなのんびりとした中年スパイだが、アメリカは彼を形式的な裁判にかけたのち、死刑にしようと目論む。その裁判に抜擢されたのが弁護士のドノヴァンことトム・ハンクス。ドノヴァンは法の遵守を主張し、スパイを擁護する弁護士として世間からバッシングを受けてしまう。その後、ドノヴァンの予見通りソ連にアメリカ人が捕虜となってしまうが、その交渉役を任されたドノヴァンはソ連に東ドイツも交えて奔走する。民間のいち弁護士がなぜここまでできるのかと腑に落ちないのだが、これは事実らしい。結末に向けてじわじわと感動が押し寄せてくる地味な映画だが、やはりトム・ハンクスの映画に外れなしといったところ。ソ連のスパイが妙にいい役者だった。
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- 感想投稿日 : 2017年2月9日
- 読了日 : 2017年2月9日
- 本棚登録日 : 2017年2月9日
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