柳瀬丈子さん第二五行歌集。
生き物へのあたたかいやさしい目。
自然への畏怖。
風の
通り道に
立っている
伝言を しかと
受けとめたか
こころには
羽が生えたまま
からだは
こけつまろびつ
空を仰いでいる
「わたくし」という
ひとつの過剰
あめつちが
養う
塵のひとつ
「・・・わずか五行の歌であっても、<中国古来の哲理>に迫る内容を盛り込むことが可能なことを、柳瀬丈子さんのこのたびの歌集『風の伝言』を拝見すると、わかってくる。」
ちいさな器に<あめつち>を盛る、より 詩人新川和江氏
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
五行歌集
- 感想投稿日 : 2010年10月13日
- 読了日 : 2010年10月13日
- 本棚登録日 : 2010年10月13日
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