わたしにとっては、「神の火」に次ぐ、高村薫No.2の作品です。
スパイ、IRA、テロ、CIA、中国や日本も絡んでいます。この壮大なスケール、描写、クセのある登場人物、、日本人の女性作家が書いたものとは到底思えません。息つく暇を与えません。
高村薫は、男性の描写には定評がありますが、正直、女性はあまり…という印象でしたが、ここに出てくる女性たちはみな強く、魅力的です。
かなり悲劇的な結末を迎える人物も多いですが、とにかく面白いし、読み応え充分です。
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カテゴリ:
無人島に持って行きたい本
- 感想投稿日 : 2008年4月16日
- 本棚登録日 : 2008年4月16日
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