号泣する準備はできていた (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年6月28日発売)
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本棚登録 : 14072
感想 : 900
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江國香織の小説は一体何なのだろうかと読みながら考えていた。彼女の物語はいつも心に沁みるが、それがうまく言葉で説明できそうにない。
プロの写真のようだとも思った。カメラで見る被写体はそこにあるものをしっかり写し出し、それは普段見慣れているはずのものだけど、より感情的で洗練され素敵でいて悲しくて同感できる。自分の中にある何かの感情や記憶が浮かび上がり沈んでいく。いつもわたしは彼女の小説でそんな体験をする。
好きな短編は、住宅地、どこでもない場所

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月17日
読了日 : 2017年3月21日
本棚登録日 : 2017年2月22日

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