江國香織の小説は一体何なのだろうかと読みながら考えていた。彼女の物語はいつも心に沁みるが、それがうまく言葉で説明できそうにない。
プロの写真のようだとも思った。カメラで見る被写体はそこにあるものをしっかり写し出し、それは普段見慣れているはずのものだけど、より感情的で洗練され素敵でいて悲しくて同感できる。自分の中にある何かの感情や記憶が浮かび上がり沈んでいく。いつもわたしは彼女の小説でそんな体験をする。
好きな短編は、住宅地、どこでもない場所
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年3月17日
- 読了日 : 2017年3月21日
- 本棚登録日 : 2017年2月22日
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