レビュー by grecafeさん
時代は徳川幕府の時代。
士農工商えた非人という階級のあった時代。
カムイはもともと非人という人から蔑まれた階級の生まれで、
現代人の誰がどう考えても思う疑問…
同じ人間でどうして何もかもに差別を受けなければならないのか
と…カムイもそう思っていた。
強くなり自由を獲得するために忍びになったが忍びの掟は厳しく
果たしてそこに自由はなかった。
そして抜け忍になったのだ。
抜け忍とは忍びを抜けた忍者のことで
厳しい掟で抜け忍は裏切り者とされ追っ手がかけられるのだ。
その追っ手の忍者を追忍というのだが…
カムイは生きて本当の自由を手に入れたかった。
そのために強くなり、
そのために敵に追われる毎日を余儀なくされた。
気を許してはいけない。
人を信じてはいけない。
ただ自由を勝ち取るために生き延びるのだ。
カムイはそれだけを思い生きてきた。
そんなカムイも心を許せる人たちとの出会いがあった。
自分を助け、優しい感情を向けてくれる人たち。
そして次第に解れていくカムイの心。
今まで誰も信じなかったカムイが人とのふれあいの中で
本当の自由とは何かを学んでいく。
だが…
アクションシーンが多かったのでまるで自分までが
カムイになったかのようでしたw
映画終了後に覚えがないのに肩が痛かったのはどうしてでしょう?
この映画もやはりいろいろ考えなければならないテーマを
私たちに提示していました。
人間の汚さ。悲しさ。残酷さ。醜さ。狂気。諸々の感情。
悪いことだらけではなく人の優しさや心を開いたときに産まれる
分かり合うことの幸福感なども…
戦い続けてきたそれまでのカムイは充分強かったけれど
愛する人たちを守りたいという思いを抱いた時、
その強さは本物になったのだと思う。
自由をかけた敵との戦いはまさに
自分との戦いでもあったのだと思う。
レビュー登録日 : 2011年02月08日
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