アメリカの開拓期。
この映画のようなドラマチックな海の渡り方があったかどうかは別にして、当時はこんなふうにタフに生き延びて土地を得た人も、中にはいたのだろうなあと思いたくなった。
ブロンドのカーリーヘアが好きではないので、シャノンの容姿が気に入らなかったが、あの時代の彼女の男勝りっぷりと強さは素晴らしく、ニコル・キッドマンがぴったりはまっていた。
当時、(アイルランドの?)社会的に女性がどうあるべきとされていたかが随所に盛り込まれており、また、まさに開花しようというアメリカの姿が丁寧に描かれていて、時代物っておもしろいなあと改めて思った。
土地獲得レースのシーンは映像的にも素晴らしい。
映画なんだから当たり前なのだけど、話がきれいにまとまりすぎていて、おまけに、後頭部を強く打って血を流したジョセフの復活があまりにも嘘くさく、それなのに感動してしまった自分の単純さも腹立たしく、複雑な感想の残る作品だった。
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- 感想投稿日 : 2013年3月3日
- 読了日 : 2013年3月2日
- 本棚登録日 : 2013年3月3日
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