男の作法 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1984年11月27日発売)
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最近通っている神楽坂の日本酒の店の主人に教わった池波正太郎の
「男のたしなみ集」。こういう本に惹かれる時点で歳食った証拠や。

 やっぱり、池波正太郎は「食」。章ごとの頭に、寿司、天ぷら、すき焼き、そば、酒のたしなみ方がのっている。

 こういう文章を読んでいると、江戸前の老舗の伝統の重みを実感するし、行きつけの一店を作りたい衝動にかられる。特に天ぷら。
 天ぷらは腹をすかして食いにいくべし。油の温度を調整しながら出しているんだから、出されたらすぐに食うべし。やっぱりカウンターなんだねえ。春の食材を求めて船橋屋に行こう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 随筆・紀行文
感想投稿日 : 2012年3月23日
読了日 : 2012年3月23日
本棚登録日 : 2012年3月13日

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