娼妓として売られ、地獄だと気づきながらも本質である生き生きとした心を失わないイチ。
時代と世間に飲み込まれてそこにいるのに、日々を生きていく事で、逆にすべてを飲み込んでいくよう。
激しくないのに、すごく激しい。
ドロドロとした所は無いのに、より人身売買という差別の苦しさが胸に刺さる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2016年2月28日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年2月28日
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