鴨川ホルモー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2009年2月22日発売)
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本棚登録 : 12060
感想 : 1458

最初は何だか話がもたもたした感じだったけど、後半は加速度的に面白くなってきた!エンターテイメント。映像にしたくなる話、映像で見てみたくなる話。

(2020/2/10) 2回目読了
鴨川ホルモーを一言で言い表すなら、京都を舞台にした青春ラブコメ痛快アクションファンタジー小説、でしょうか。もう少し具体的にいうと、京都の東西南北に位置する4つの大学間で行われるホルモーという競技を通して、ダメダメな主人公が仲間たちと共に成長するストーリーです。「いやだからホルモーって結局何なん?」ですよね、そう思います。でもその「もやもや」は持ったまま読み進めていただきたい。何故なら何も知らない主人公と共にホルモーの何たるかを知り、巻き込まれることこそ、この小説の醍醐味なのだから。

物語は、葵祭の上賀茂神社から始まります。祇園祭宵山の四条烏丸交差点、など、京都の地理と祭りが頭に入っていると、なお楽しめるでしょう。
京都なら、こんな不思議もあり得るかも、と思える、あまりにもバカバカしく、でも何故か手に汗握る競技、それが「ホルモー」。
京都の夜に跋扈するのは一体なにか?それはぜひ読んで見て確かめてほしい。ネタバレするにはあまりにも惜しい。そして、忘れちゃいけないのが、愛すべきキャラクターたち。こっちも読んで確かめてほしいけど、一つ言わせてください。ふみちゃん、格好良すぎです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読書記録
感想投稿日 : 2016年7月31日
読了日 : 2016年7月29日
本棚登録日 : 2020年2月16日

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